チッチ監督の転倒事件をVARで判定!? なんと背後から小突いていた人物が…【ロシアW杯】

2018年06月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まっすぐ歩けない。喜びすぎて怪我をしてしまった」

PK判定が覆り、猛抗議するチッチ監督。その傍らにはいきり立ってベンチから出ずっぱりのエデルソンの姿が……。(C)Getty Images

 劇的な幕切れとなった金曜日のブラジルvsコスタリカの一戦。後半アディショナルタイムになんとか2点を奪って。セレソンはなんとか窮地を出した。
 
 全世界のファンを微笑ませたのが、ブラジル代表を率いるチッチ監督を襲ったハプニングだ。フィリッペ・コウチーニョの先制点が決まった瞬間、歓喜を爆発させてピッチに飛び出した際、もんどりうって転倒。選手たちに抱きかかえられる光景がライブ中継された。
 
 指揮官は試合後に医務室に向かい、ハムストリングにダメージがあると診断されたという。「恥ずかしい話だが、まっすぐ歩けないんだ。どうやら大腿部の筋を傷めてしまったようでね。試合終了のときもみんなが走り回って喜んでいるのに、わたしだけ足を引きずっていたよ」と笑った。

 
 米スポーツ専門チャンネル『ESPN』はこの模様を動画付きで紹介。6月20日のジョギング中に右肩を傷めたイングランド代表、ガレス・サウスゲイト監督に続く「今大会2番目の犠牲者」とし、「映像をよく見ると、後ろからチッチ監督を小突いている人物がいる。第2GKのエデルソンだ」と記した。言うなれば、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)での再検証!? 皮肉を込めたジョークで、実際は一斉に走り出した際、押してしまう格好になっただけだ。
 
 ただ、ブラジル国内では低調なチームパフォーマンスを糾弾する向きも強く、チッチ監督も安閑とはしていられない。グループリーグ最終戦のセルビア戦で勝利し、すっきりとベスト16進出を決めたいところだ。
 

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