「バロンドールに値する」 伊紙がアルゼンチン戦でMOMのモドリッチを大絶賛!

2018年06月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

クロアチアの中盤を「大会最高レベル」と評価。

攻守両面で異次元の活躍を見せたアルゼンチン戦でMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に輝いたモドリッチ。(C)Getty Images

 6月21日のロシア・ワールドカップ、グループD第2戦はクロアチアがアルゼンチンに3-0と快勝した。リオネル・メッシを擁するアルゼンチンが、グループリーグ敗退危機に瀕して批判の嵐にさらされる一方で、見事な勝利で決勝トーナメント進出を決めたクロアチアには大きな賛辞が寄せられている。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、クロアチアが勝利したのは「あらゆる点で上回っていたから」と絶賛。メッシとセルヒオ・アグエロを除くアルゼンチンの選手たちは、クロアチアの選手たちほどの価値がなかったと伝えた。

『Gazzetta dello Sport』紙は、とくにクロアチアの中盤のクオリティーを大会最高レベルと評価。「素晴らしいテクニックにビッグマッチの経験も豊富。フィジカルもあり、長年一緒にやっている選手たちのチームスピリットも素晴らしい」と激賞した。

「2試合を終えて無失点を貫くこの守備のまとまりを保てれば、今大会のクロアチアはかなりのところまでいける」

 とりわけ、アルゼンチン戦で決定的な2点目を挙げ、マン・オブ・ザ・マッチに選出されたルカ・モドリッチについて、『Gazzetta dello Sport』紙は「おそらく受賞することはないだろうが、バロンドールに値するほどだ」と絶賛している。
 
 その一方で、アルゼンチンGKウィリー・カバジェロのミスを突いて先制点を挙げたアンテ・レビッチには、古巣フィオレンティーナの専門サイトから驚きの声が寄せられた。

 現在フランクフルトでプレーするレビッチは、2013年に母国クロアチアを飛び出してイタリア・セリエAに挑戦。だが、フィオレンティーナではほとんど出場機会を得ることができず、レンタルで2シーズンを過ごしたフランクフルトにこの夏、完全移籍した。

『violanews.com』は、「レビッチ・サプライズ! 予想外の主役」と称賛。「フィオレンティーナ時代とは別の選手のようだ」と、移籍後の飛躍に悔しさを伺わせている。

 ただ、フィオレンティーナのサポーターは、まだレビッチの"貢献"に期待できるかもしれない。『violanews.com』によると、フランクフルトが売却した場合、移籍金の30%がフィオレンティーナに入る契約になっているという。ちなみに、『violanews.com』は、トッテナムが関心を寄せているとも伝えた。

 クロアチアが勝ち進み、レビッチが活躍すれば、市場価値はさらに高まることだろう。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事