【W杯展望|セルビア×スイス】セルビアの個人技に組織力で対抗するスイスが35年ぶりの勝利を目指す!

2018年06月22日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

コラロフとリヒトシュタイナーのサイド職人対決に注目‼

故障者/セルビア=なし スイス=なし
出場停止/セルビア=なし スイス=なし

ロシア・ワールドカップ グループE・第2戦
セルビア―スイス
6月22日(金)20:00(日本時間27:00)キックオフ/カリーニングラード(カリーニングラード)

 
 この試合に勝てば、ブラジル対コスタリカの結果次第でグループリーグ突破が決まるセルビアと、粘り強いディフェンスでブラジルとの初戦を引き分けたスイスの一戦だ。
 
 ユーゴスラビア時代を含めて、通算対戦成績はセルビアが6勝5分け2敗と圧倒している。グループリーグ突破を第3戦のブラジル戦の結果に委ねる状況だけは避けたいセルビアとしては、ある程度の勝算が見込めるこのスイス戦に勝負をかけて、積極的に勝利を目指してくるはずだ。
 
 セルビアでキーになるのは、初戦で値千金のFKを決めたアレクサンダル・コラロフ。このベテラン左SBがパスの供給源となって、セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチやドゥシャン・タディッチにどれだけ効果的なボールを送り届けられるか。ここが勝負の分かれ目になりそうだ。
 
 第3戦のコスタリカ戦に望みを繋ぎたいスイスは、序盤での失点だけは避けたいはずで、ブラジル戦と同様に守備から入ると予想される。攻撃は、右SBのシュテファン・リヒトシュタイナーと一列前のジェルダン・シャキリの縦の連携で、コラロフのサイドを攻略できれば得点のチャンスは高まるだろう。
 
 気がかりなのはネイマールをタイトなマークで封じたヴァロン・ベーラミのコンディションだ。筋肉系のトラブルを足に抱えており、出場できるか微妙な状態で、仮に欠場する場合は、スピードとパワーに優れた21歳の逸材デニス・ザカリアが代役を務める可能性が高い。
 
 スイスがセルビア(ユーゴスラビア時代を含む)に勝てば、実に35年ぶりの勝利となる。
 
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