30歳の名将ナーゲルスマン、2019-20シーズンよりライプツィヒの指揮を執ることが決定!

2018年06月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ホッフェンハイムとの契約解除金は約6億5千万と報道

来夏、ライプツィヒで新たな挑戦を始めることを決意したナーゲルスマン監督。ホッフェンハイムは公式サイトで「契約解除条項を行使することで同意した」と発表している。 (C) Getty Images

 6月21日、ドイツ・ブンデスリーガのRBライプツィヒは、2019-20シーズンからの新監督として、現在、ホッフェンハイムを率いるユリアン・ナーゲルスマンの就任が決定したことを、公式サイト等で発表した。
 
 契約期間は2023年までとのことだが、ナーゲルスマンはホッフェンハイムと2021年まで契約を残しており、ライプツィヒはこの件について言及していないものの、『Kicker』誌などのドイツ・メディアは、解除金として500万ユーロ(約6億5千万円)を支払うことになるだろうと報じている。
 
 ライプツィヒは。2017-18シーズンまでチームを率いたラルフ・ハーゼンヒュットル監督がチームを去り、新たな指揮官を探しているが、ラルフ・ラングニックSDとマネジングディレクターのオリバー・ミンツラフの話し合いでは、最初からナーゲルスマンこそが最適という結論が出ていたという。
 
 2016年2月、史上最年少記録となる28歳で監督デビューを果たしたナーゲルスマンは、同シーズンにチームを1部リーグに残留させると、16-17シーズンには4位に引き上げ、クラブ史上初となるチャンピオンズ・リーグ(CL)出場に導いた。
 
 17-18シーズンは、主力選手を引き抜かれるという厳しい状況にありながら、CL予選を経て、ヨーロッパリーグに参戦し、国内リーグでは紆余曲折ありながらも中盤戦から急浮上し、最終的に3位という前シーズン以上の成績を残し、CL本戦からの出場権を手に入れた。
 
 すでに多くの経験を積んでいながら、まだ30歳というナーゲルスマン監督。新しいものを採り入れて強化を図っているホッフェンハイムというクラブに合った指揮官として結果を残してきたが、決してテクノロジーやロジックだけに頼ることなく、対話で選手の問題を解決したり、力を引き出すなど、名将としての側面も披露している。
 
 このところは、その去就が注目されており、一時はバイエルンやドルトムントなどの強豪、さらには国外クラブの監督就任も噂されていたが、青年監督の新天地は新興チームでありながら、ホッフェンハイム以上の快進撃を国内外で見せているライプツィヒとなった。
 
 若きチームに、若き名将という組み合わせは、希望を抱かせるものであり、早くも期待を集めている。ライプツィヒによると、今夏、チームが始動する前に、就任会見が行なわれる予定だという。
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