イランが土壇場の同点劇で粘るも…2位通過のポルトガル、決勝T1回戦ではウルグアイと対戦【ロシアW杯】

2018年06月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

カレスマのアウトサイドでの美弾炸裂!

右サイドで良い動きを見せていたカレスマ(左)が、鮮やかなゴールで魅せた。 (C) Getty Images

【6月25日・サランスク|グループB イラン 1-1 ポルトガル】
 
 ポルトガルは長短のパスを織り交ぜながらボールを保持して主導権を握り、3分にはエースのC・ロナウドがカウンターからマリオのダイレクトパスを受けて惜しいファーストシュートを放った他、9分にはイランDF陣の連係ミスから今度はマリオが決定機を迎えた。
 
 ポルトガルが一方的に攻める時間を経て、20分あたりからはイランも反撃に打って出、攻守の入れ替えが激しい展開となる。
 
 そして、イランのカウンターが効果を発揮するようになり、22分にはジャハンバフシュがアズモンのスルーパスで決定機を掴みかけ、34分にはFKでのトリックプレーからエザトラヒが惜しいヘディングシュートを放った。
 
 しかし前半終了間際、ポルトガルは再三右サイドを抜け出していたカレスマが、カットインからアドリエンとのパス交換を経て右足アウトサイドでシュート。ボールは巻くようにゴール左隅に決まった。
 
 リードして折り返したポルトガルは後半開始から5分、C・ロナウドが左から中央にドリブルで進んだところでエザトラヒが倒される。プレーはそのまま進んだが、時間をおいてVARに持ち込まれてPK判定。しかし、C・ロナウドの右側へのシュートは、GKベイランバンドの好反応に阻まれた。
 
 ピンチをしのいだイランは、判定に熱くなりながらも反撃を仕掛け、58分には右サイドを攻略してからアズモンにグラウンダーのクロスを合わせようとするが、ペペの身体を投げ出した守備にカットされる。
 
 試合はポルトガルがポゼッションで大きく上回り、イラン陣内でボールを動かしながら、パスでの揺さぶり、C・ロナウドのカットインからのシュート、アドリエンのミドルでゴールを狙っていくが2点目は奪えない。
 
 しかし、イランもアズモンにボールを合わせ、交代出場のゴドスらが惜しいシュートを放つも、1点が奪えずにいたが、アディショナルタイム、VARの結果、アズモンのヘッドがセドリクの手に当たったとしてPK。これをアンサリファルドが決め、土壇場で追いついた。
 
 さらにその後、ゴドスのシュートがDFに当たって流れたところを、タレミが完全フリーでシュートするも枠外。イランは勝ち越すことができず、グループBの3位に終わった。
 
 一方、追いつかれたポルトガルは2位でグループステージを終了。決勝トーナメント1回戦では、グループAの首位ウルグアイと6月30日に対戦することとなった。

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