話題沸騰!今さら聞けない”大迫半端ないって” と呼ばれるようになった理由【ロシアW杯】

2018年06月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

”大迫半端ない”。最初に言い出したのは…

08年度の選手権で大迫は6試合10得点。平山が持つ1大会の最多得点記録を塗り替え、鹿児島城西を準優勝に導いた。(C) SOCCER DIGEST

[ロシアW杯グループH] 日本2-1コロンビア/6月19日/モルドビア・アレーナ(サランスク)

 サランスクの奇跡から一夜明けたが、今もなお各方面で日本代表の勝利に沸いている。とりわけ、値千金の決勝点を叩き込んだ大迫勇也に対する称賛の声が鳴り止まない。

 ツイッターなどで多くの人が関心を示し、コロンビア戦の殊勲者を激賞。"大迫半端ないって"という投稿でストライカーを讃え、ネット上ではこの言葉がホットワードになっている。

 では、何故、大迫は"半端ない"と言われているのか。もちろん、彼の能力が"半端ない"からそう呼ばれているわけなのだが、事の発端は高校時代まで遡る。
 鹿児島城西高時代から大迫は名の知れたプレーヤーだった。世代別代表にも招集され、高校3年生に進級した頃には高校ナンバーワンストライカーと呼ばれるまでに成長。そして、迎えた08年度の高校サッカー選手権で知名度は一気に全国区となる。

 冬の風物詩とも言える大舞台で大迫は1大会10ゴール(全6試合で得点)を奪取。平山相太(FC東京)などが持っていた大会記録の9ゴールを更新し、チームを準優勝に導く大車輪の働きを見せた。

 当時の大迫は初戦から4試合連続で2得点を奪取。同じ高校生なのだが、相手はまるで歯が立たない状態だった。その当時のエピソードを象徴するものとして、語り継がれているのが準々決勝の滝川二戦後の出来事だ。

 4強入りを決めた一戦で大迫は2ゴール。華麗なトラップなどで異次元のパフォーマンスを見せた点取り屋に対し、滝川二DFの中西隆裕はお茶の間の話題をさらう"ある言葉"を残した。

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