国民のほぼ全員が見た! 大健闘のアイスランド、アルゼンチン戦の視聴率が驚愕の…

2018年06月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

代表エースのジョークにはシビアな反応が…。

アルゼンチン戦後には会場に詰め掛けたサポーターたちと喜びを分かち合ったアイスランド代表戦士。その勇姿は国内でも注目の的だ。 (C) Getty Images

 初の夢舞台で躍動する代表戦士たちのプレーぶりは、いまや国民的な関心事となっているようだ。

 現地6月16日、史上初のW杯に臨んでいるアイスランドは、優勝候補のアルゼンチンと対戦し、望外の奮闘を見せた。

 戦前は、世界屈指のストライカーであるリオネル・メッシを擁するアルゼンチンが圧倒的有利と見られていたが、アイスランドは堅守と鋭いカウンターで互角の戦いを演じる。

 1-1で迎えた63分にはPKを献上する絶体絶命のピンチを迎えたものの、守護神ハンネス・ハルドールソンが、メッシのキックを見事にセーブ! そんな活躍もあって北欧の小国はW杯史上初の勝点を獲得した。
 

 一丸となって歴史的な勝点を手にしたアイスランド。そんな代表戦士たちの魂のこもった戦いぶりは、国民の心を打ったようだ。6月19日にツイッターを更新した同国のサッカー協会は「なんてこった」と驚きながら次のようにつぶやいている。

「アイスランド国民全体の99.6%が、テレビでワールドカップのアルゼンチン対アイスランドの試合を観戦していた。驚きの数字だ!」

 人口35万人の小国とはいえ、この数字は驚愕だ。これにはロシアにいる選手たちも反応。アルゼンチン戦で値千金の同点ゴールを挙げたアルフレッド・フィンボガソンは、協会のツイートを画像で引用しながら「残りの0.4パーセントは、ピッチの上にいたんだよ!」とつぶやいた。

 これは代表ストライカーの粋なツイートだったが、あまりに正確性を欠いたためか、ファンからは「じゃあ1200人もピッチにいたのか?」「いやいや、ありえないでしょ」とシビアな反応が相次いだ。

 とはいえ、いまや国民の期待を一心に背負うアイスランド代表。6月22日に行なわれるナイジェリア戦でW杯初勝利を手にすれば、グループリーグ突破も見えてくるか。
 
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