乾貴士がメディアに忠告⁉「言い方は気を付けて…」と語る笑顔の裏には熱い心意気が

2018年06月17日 サッカーダイジェスト編集部

「自分たちはやれると常に信じてやっているので、そういう思いを覆したい」

上り調子にある乾が、コロンビア戦に対する意気込みを語った。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

 6月14日にワールドカップが開幕し、日本も初戦のコロンビア戦までいよいよあと2日に迫った。選手たちは調整を続けながら、他国の試合もチェックしている。そんななかメディア対応をした乾貴士が、報道陣の「どっちに転ぶか分からない拮抗した試合が多いが、コロンビア戦もそうなれば日本にチャンスが出てくるのでは?」との質問に、こんなことを語っていた。
 
「皆さんがどう思っているかは分からないですけど、もともとチャンスはあると思っているので。たぶん、今の言い方だと日本のチャンスが少ないという意味だと思うんで、それは気をつけて欲しいんですけど(笑)。でも、そう思われるのは仕方ないことです。自分たちはやれると常に信じてやっているので、そういう思いを覆したいですし、結果を出して見返したい気持ちももちろんあります」
 
 FIFAランキングで言えば16位(コロンビア)対61位(日本)。多くのサッカーファンがコロンビアの勝利を予想しているだろう。しかし、下馬評を覆すだけの準備をしているからこそ、乾は強く意気込む。
 
「パラグアイ戦みたいに良いコンビネーションで中に入ったり外に出たりというプレーを繰り返してやれば、チャンスはあるんじゃないかと思っているので。そういうイメージはハッキリしています。基本的に良い所で奪えればチャンスはできると思うので、みんなで共有してどこから取りに行くか、しっかりやらなければいけないと思っています」
 やはり、2ゴールを奪ったパラグアイ戦のイメージは良いようだ。西野ジャパンの初勝利に貢献し、初出場のワールドカップへ視界も良好だが、乾は大舞台への想いを謙虚に語る。
 
「今は楽しみでしかないですね。30歳になる年齢で初めてというのは、もしかしたら遅いのかもしれないですけど、自分にとってはこれが一番早かったと思います。実力としてこのタイミングでしか出られなかったと思うので。自分の実力をすべて踏まえた上で出られると思っていなかったので、出られることに喜びを感じています。選んでもらった分、しっかりと返さなければいけないかなと思っています」
 
 スペインでの活躍もあって、30歳で初めて挑むワールドカップ。上り調子の乾は、コロンビア戦でのパフォーマンスに期待ができそうだ。

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