カメルーン 1-4 ブラジル|アグレッシブな守備から速攻が炸裂! ブラジルがトップ通過

2014年06月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

高い位置からのプレッシングで圧力をかけ、手数をかけず速攻。

【サッカーダイジェスト特派のポイントレビュー】

 

 6万9000人以上の観客が見守るなか、開始早々からブラジルはトップギアで臨み、一時は同点とされるも、終わってみれば4-1の快勝でグループAのトップ通過を決めた。

 

 エースのネイマールが2ゴールを挙げるなど攻撃面に目が行きがちだが、特筆すべきは守備面だ。高い位置からのプレッシングで圧力をかけ、相手のボールコントロールが少しでも乱れれば、多少のリスクを冒しても2、3人で一気に囲い込み、ボール奪取後は手数をかけずに速攻を繰り出した。

 

 17分の先制点は、まさにそれがハマった形。グスタボが左サイドでボールを奪い取り、相手を抜き切らずに送ったセンタリングを、ネイマールが右足で巧みに合わせてネットを揺らした。

 

 CKの流れから奪ったフレッジの3点目を除き、2点目と4点目も素早いプレッシングが奏功したゴールだ。自国開催で優勝を義務付けられたスコラーリ監督は、「攻撃陣が不調でも勝てるチーム作り」をしているはずで、その一端が垣間見えた勝利と言える。

 

取材・文:大木勇(週刊サッカーダイジェスト)

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事