辛勝にフランス代表は反省しきり…グリエーズマンもデシャン監督も「もっとできるはず」 【ロシアW杯】

2018年06月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

誰もが白星発進には満足しているものの…

チームのファーストゴールを自ら倒されて得たPKで決めたグリエーズマンだが、直後に追いつかれ、悪い流れのまま途中交代を命じられた。 (C) Getty Images

【6月16日・カザン|グループC フランス 2-1 オーストラリア】
 
 優勝候補フランスはオーストラリアの堅守に苦しみ、58分にグリエーズマンのPKで先制するも、4分後にウンティティのハンドで逆にPKを献上して追いつかれると、以降は積極性を増した相手に攻守で苦しめられることとなった。
 
 それでも81分、ポグバの浮き球のシュートで勝ち越して勝利。白星スタートを切ることに成功している。
 
 最も重要だった勝点3獲得を果たしたとはいえ、内容には不満が残ったフランス。試合後の選手や指揮官の口からも、喜びとともに反省の言葉が多く飛び出した。(『L’EQUIPE』より)
 
――◇――◇――
 
◇アントワーヌ・グリエーズマン
 この試合をベストなものにしたいと思っていたが、まだまだやらなければならないことが多い。勝ったことは良かったが、もっとできるはずだし、向上していかなければならない。
 
(PK判定について)反則はあったと思う。左足に相手の足が当たり、痛みを感じた。シミュレーションではない。あのケースでは、ビデオ判定(VAR)があって良かったと思う。
 
◇ポール・ポグバ
 W杯に弱いチームなんてない。オーストラリアは良いチームであり、とても素晴らしいプレーをしてきた。これがW杯だ。
 
 とにかく、勝てたことが何より重要。我々はなかなかゴールを奪えず、とても難しい試合だった。自分にゴールは、みんなに助けられてのもの。本当に良かった。
 
◇サミュエル・ウンティティ
(PKを与えた場面について)驚いた。ジャンプして振り向いた瞬間、ボールが手に当たって審判が笛を吹いた。ボールはもう通過したと思っていたんだ。ミスを犯してしまったが、チームメイトのおかげでその後も試合に集中することができた。試合では、こういうことは起きるものだし、どう対処するかが大事だ。
 
 我々はリズムを掴めず、オーストラリアのペースにしてしまった。ピッチが乾いていたことも、我々にとっては不利になった。改善すべき点は多々ある。パーフェクトな内容ではなかった。それでも、勝てたことに満足している。とても良いスタートだ。
 
◇ディディエ・デシャン監督
 簡単な試合ではなかった。我々は自分たちで試合を難しくしてしまった。なかなかリズムを変えられず、相手に脅威を与えられなかった。初歩的なミスもあった。
 
 しかし、終盤には多くのチャンスを作れるようになり、最も重要な勝利を手にすることができた。初戦は難しいものだ。(開幕戦で5ゴールを奪って大勝した)ロシアを除いて、どこのチームもそうだろう。我々はもっと良くなるよう、努力していかなければならない。

【データで見る】フランス×オーストラリア|詳細マッチスタッツ

【ロシアW杯PHOTO】フランス2-1オーストラリア|優勝候補フランスがオーストラリアに辛勝

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