初戦まで、あとわずかだ。６月19日のロシア・ワールドカップ初戦で、グループHの日本代表はコロンビア代表と対戦する。

　日本は４年前のブラジル大会で１-４と惨敗し、コロンビアに苦杯を嘗めさせられた。この一戦で、ダメ押しとなる４点目を決められたのが、大会得点王に輝いたハメス・ロドリゲスだ。

　４年前は準々決勝でホスト国ブラジルに屈し、ベスト８で散ったコロンビアだが、ハメスは今大会でさらに躍進できると自信を感じているようだ。イタリア・メディア『Calciomercato.com』によると、ハメスは、米誌『GQ』内で、「ウチのクオリティーをとても信じている」と、自信を伺わせている。

「全般的に僕らには本当に素晴らしいことを成し遂げられると夢を見るだけの技術力がある。そう、僕らがタイトルを勝ち取ることもできると思うんだ」

　コロンビアが世界王座をついたことはない。前回大会のベスト８が過去最高成績だ。それだけに、ハメスは、「優勝への飢えがある」と、勝利への渇望を口にする。

「謙虚に戦えば、僕らは勝ち進んでいけるはずだ。それが僕、そしてコロンビアのすべての人たちの夢なんだよ」
 

　その夢のためであれば、ハメスは身を粉にする覚悟だ。「"タックルの嵐"に準備はできているか？」と問われたコロンビアの背番号10は、「慣れているさ」と言い切る。

「慣れているから何も心配なんかしていない。僕はどんなマークも恐れないよ。リスペクトはするけどね」

　ここへきて、全体練習欠席や復帰など、コンディションに関する情報が錯そうしているハメスは、日本戦に出場するのか。そして、西野ジャパンは彼を止めることができるだろうか。

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