A組最強はウルグアイ。サプライズを演出するのは…
【写真】L・スアレス(左上)/M・サラー(右上)/O・ハウサウィ(左下)/I・アキンフェエフ(右下) (C) Getty Images
かつてイタリア代表の一員として06年のドイツ・ワールドカップを制した"王子"フランチェスコ・トッティに、グループリーグを展望してもらった。このレジェンドの見解からは今大会の全体像も浮かび上がってくるはずだ。
分析●フランチェスコ・トッティ
取材・文●パオロ・フォルコリン(ガゼッタ・デッロ・スポルト)
翻訳・コーディネート●利根川晶子
――◆――◆――
グループA
◎本命 ウルグアイ
〇対抗 ロシア
△穴 エジプト
サウジアラビア
チームの力関係で言えば、ロシアとウルグアイが次のステージに進むだろう。
ロシアは開催国であり、そのアドバンテージはとてつもなく大きい。ホスト国の早期敗退は大会そのものの盛り上がりにも影響が出るから、是非とも勝ち進んでほしいところだ。ウルグアイは戦力的にこのグループで一番強い。スアレスとカバーニの2トップだけを見ても、それは分かるだろう。
とはいえ、すんなり勝ち上がれるほどワールドカップは甘くない。じゃあ、この2か国のどちらかを蹴落とし、サプライズを演出するのはどこか。まあ、本大会出場を決めた時点ですっかり満足してしまったサウジアラビアに期待するのは酷。だから、僕はエジプトを推す。なにもワールドクラスのサラーがいるから、そう言っているわけじゃない。彼に以外にビッグネームはいないけど、チームの結束力は半端ない。ウルグアイとロシアはうかうかしていると、足を掬われる危険がある。
分析●フランチェスコ・トッティ
取材・文●パオロ・フォルコリン(ガゼッタ・デッロ・スポルト)
翻訳・コーディネート●利根川晶子
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グループA
◎本命 ウルグアイ
〇対抗 ロシア
△穴 エジプト
サウジアラビア
チームの力関係で言えば、ロシアとウルグアイが次のステージに進むだろう。
ロシアは開催国であり、そのアドバンテージはとてつもなく大きい。ホスト国の早期敗退は大会そのものの盛り上がりにも影響が出るから、是非とも勝ち進んでほしいところだ。ウルグアイは戦力的にこのグループで一番強い。スアレスとカバーニの2トップだけを見ても、それは分かるだろう。
とはいえ、すんなり勝ち上がれるほどワールドカップは甘くない。じゃあ、この2か国のどちらかを蹴落とし、サプライズを演出するのはどこか。まあ、本大会出場を決めた時点ですっかり満足してしまったサウジアラビアに期待するのは酷。だから、僕はエジプトを推す。なにもワールドクラスのサラーがいるから、そう言っているわけじゃない。彼に以外にビッグネームはいないけど、チームの結束力は半端ない。ウルグアイとロシアはうかうかしていると、足を掬われる危険がある。
PROFILE フランチェスコ・トッティ/1976年9月27日生まれ、イタリア出身。現役時代はFWもしくは攻撃的MFでプレー。25シーズンにわたってローマに在籍した。元イタリア代表で、2006年ドイツ・ワールドカップの優勝メンバーである。