【W杯展望|ペルー×デンマーク】クエバとエリクセン、同年代の司令塔対決に注目だ!

2018年06月16日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

選手の知名度ではデンマークが圧倒的優位だが。

故障者/ペルー=なし デンマーク=なし
出場停止/ペルー=なし デンマーク=なし

ロシア・ワールドカップ グループC・第1戦
ペルーーデンマーク
6月16日(土)19:00(日本時間25:00)キックオフ/モルドビア・アレーナ(サランスク)


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 フランスが首位通過の大本命に挙げられるグループCで、2位の座を争うだろうと目される2チームの対決だ。
 
 相手によって戦術を自在に変えられる柔軟性が売りのデンマークは、抜群のリーダーシップを誇る主将のシモン・ケアを中心とした守備力、ゲームメイクからフィニッシュまでこなすクリスティアン・エリクセンの存在感が際立っている。

 点取り屋の不在という課題を抱えるものの、欧州予選では、大黒柱のエリクセンがチーム最多の11ゴールを叩き出すなど、その不安を払拭する獅子奮迅の働きを見せてきた。
 
 対するペルーは、欧州4大リーグに所属する選手がプレミアリーグのワトフォードでプレーするアンドレ・カリージョひとりと、選手の知名度ではデンマークに大きく劣る。

 とはいえ、南米の強豪クラブで活躍する選手は少なくない。ドーピング違反による出場停止処分が一時凍結され、出場が可能になったパオロ・ゲレーロや、かつてシャルケの右サイドで内田篤人と縦のコンビを組んでいたジェフェルソン・ファルファンなどベテランも健在だ。
 
 両チームの勝敗を分けるポイントは、絶対的な司令塔として君臨するデンマークのエリクセンと、ブラジルのサンパウロで10番を背負い、ペルーの頭脳と言われているクリスティアン・クエバの出来にあるだろう。

 その意味でも、やや劣勢が予想されるペルーは、セントラルMFのレナト・タピアとジョシマール・ジョトゥンのふたりが、前方に位置するクエバを背後から支えつつ、中盤でエリクセンのプレーをどこまで制限できるかがカギになりそうだ。
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