エジプトの英雄サラーの怪我はやはりヤバい!? 指揮官が明かした“欠場”の真相

2018年06月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロシアとの第2戦で爆発なるか

何度もベンチから身体を乗り出すなど、はやる気持ちを抑えていたサラー。ウルグアイ戦終了の瞬間、苦虫を噛み締めた。(C)Getty Images

 善戦むなしく、試合終了間際の被弾でウルグアイの後塵を拝したエジプト代表。ベンチで落胆の表情を浮かべたのが、大エースのモハメド・サラーだ。
 
 5月27日のチャンピオンズ・リーグ決勝でレアル・マドリーのセルヒオ・ラモスと接触し、左肩を負傷。以降、リバプールFWは懸命の回復を図ってきた。エジプト代表のエクトル・クーペル監督は「モーの状態については楽観視している。ほぼ100%フィットしているよ」と語るなど、重要なワールドカップ初戦での先発出場が期待されたが、結局この日はベンチスタートとなった。そして、最後まで出番は訪れぬままだった。

 
 アルゼンチン人指揮官は、その決断に至った経緯をこう説明する。
 
「我々にとってモーはきわめて貴重な選手だ。でもまず第一に尊重すべきは、チームが良い状態で試合に臨めるかどうかだ。我々はモーを起用することによるリスクを避ける必要がったし、まだ実際のところ、彼には試合が残されている。次に試合ではきっと良いコンディションで送り出せるはずだ」
 
 調子は上がっていたサラーながら、やはりチーム練習で仲間とともに連携を深める時間が少なく、ウルグアイ戦に向けた追い込みにも参加できなかったという。クーペル監督は苦渋の判断を強いられたのだ。
 
 初戦でウルグアイに敗れたエジプトだが、6月19日のロシア戦、同25日のサウジアラビア戦で連勝を飾ればラウンド・オブ16への切符は十分に掴める。プレミアリーグ得点王の爆発に期待だ。
 
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