ぶっつけ本番でポルトガル戦へ!
レジェンドが緊急で監督就任。チームを落ち着かせることが、最初にして最大の仕事となるだろう。 (C) Getty Images
6月13日にスペイン代表のジュレン・ロペテギ監督を解任したスペイン・サッカー連盟は同日、代表チームのSDを務めていたフェルナンド・イエロを後任監督に迎えたことを発表した。
ロペテギ前監督については12日、来シーズンのレアル・マドリー監督就任が電撃的に発表され、これに対してサッカー連盟のルイス・マヌエル・ルビアレス会長は、W杯を前に軽率かつ仁義を欠く行動であったことを理由に、こちらも電撃的に解任を決定していた。
ロペテギ前監督については12日、来シーズンのレアル・マドリー監督就任が電撃的に発表され、これに対してサッカー連盟のルイス・マヌエル・ルビアレス会長は、W杯を前に軽率かつ仁義を欠く行動であったことを理由に、こちらも電撃的に解任を決定していた。
イエロはスペイン・サッカーのレジェンドであり、DFや守備的MFとして活躍した選手時代はレアル・マドリーでキャリアの大部分を過ごし、6度のリーガ・エスパニョーラ優勝や、3度の欧州制覇(世界一は2度)など、輝かしいタイトル歴を築き上げた。
偉大なキャプテンはまた、スペイン代表でも89試合(歴代14位)に出場。1990年イタリア大会から4度もワールドカップの大舞台に立った。
引退後は指導者ではなく、フロントとして活動する時期が長かったが、2014年夏にマドリーの副監督を務め、16-17シーズンからは2部リーグのオビエドを率いた経験がある。
現在U-21代表を率いるアルベルト・セラーデスの名も後任候補として挙がっていたが、50歳のイエロの下でスペイン代表は、"ぶっつけ本番"で本大会に臨むこととなった。
この緊急事態に、キャプテンのセルヒオ・ラモスは自身のツイッターで、全員が一丸となって戦うことを誓っているが、イエロの初陣となる15日のポルトガル戦で、優勝候補はこのアクシデントを感じさせないプレーを披露できるだろうか。