【西野語録】「THE END」ではない「ジエンド」って何?

2018年06月13日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「ラージグループ」、「キャスティング」と独特の表現が多い

会見で独特の表現を使う西野監督。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表を率いる西野監督は練習の囲み取材や会見の席で独特の表現を使う時がある。その代表例が、「ラージグループ」、「トライ」、「キャスティング」というものだ。
 
 独特なので、時に「ん?」と思うこともある。例えば、スイス戦の前日会見である。西野監督がスイスの守備のやり方について述べている内容の一部が少し分からなかった。
 
「スイスのオーガナイズされた守備やプレッシングは非常に高いものがあります。それを回避して、ポゼッションを求めながら入れるかというところは明日トライしたいと思います。ただ、我々のジエンドに対してもスイスのプレスはかなり厳しい」
 
 どこに引っかかったと言えば、「ジエンド」である。最初耳にした時は「ん? "The END"? 終わりという意味?」とクエスチョンマークが頭の中に飛び回っていた。そして、その日の代表練習後のミックスゾーンで親交のある記者に「ジエンドって何?」と訊いてみると、「自陣のことですよ」と答えてくれた。
 
 ここでようやく理解できた。「ジエンド」は「自エンド」なんだと。「自エンドに対してもスイスのプレスはかなり厳しい」なら、確かに意味は分かる。
 
ちなみに、西野監督は敵陣のことを「敵エンド」と言っていた。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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