【スイス戦&パラグアイ戦総括】代表23選手の通信簿。最高評価はビューティフル弾の乾と…

2018年06月14日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

長友は今や西野ジャパンの精神的支柱

パラグアイ戦では乾、香川、柴崎らの活躍が光った。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 ロシア・ワールドカップの国外合宿(場所はオーストリアのインスブルック郊外にあるゼーフェルト)で、6月8日にスイス代表(結果は0-2)と、同12日にパラグアイ代表(結果は4-2)と戦った日本代表の面々は、その2試合でどんなパフォーマンスを見せたのか。全23選手の活躍度を5段階(S、A、B、C、D)で評価してみた。
 
【GK
1 川島永嗣 [評価]D
SD採点/スイス戦:5.5(フル出場・2失点) パラグアイ戦:-
2失点したスイス戦ではスローイングのミスからピンチを招くなど乱調気味。ここにきて正守護神の座が揺らいできている印象も……。
 
12 東口順昭 [評価]C
SD採点/スイス戦:- パラグアイ戦:5.5(先発出場・1失点)
パラグアイ戦での失点は相手を褒めるべき。ただ、良い意味でのインパクトを残せたかと言えばそうではなく、ややマイナス目の評価に。
 
23 中村航輔 [評価]C
SD採点/スイス戦:- パラグアイ戦:5.5(途中出場・1失点)
パラグアイ戦で東口に代わって後半の頭から出場。57分にあわや敵に直接渡りそうになったキックミスがあるなど安定感を少し欠いた。
 
【DF
2 植田直通 [評価]A
SD採点/スイス戦:- パラグアイ戦:6.5(フル出場)
小細工をせず、蹴るところは蹴るといった割り切った守備で堂々と振る舞う。90分を通して弱気な表情を一度も見せることはなかった。
 
3 昌子 源 [評価]B
SD採点/スイス戦:- パラグアイ戦:6(フル出場)
パラグアイ戦の前半に限ればやや寄せが甘いところもあった。だが、身体を張ったディフェンスもあり、全体的には及第点の出来だろう。
 
5 長友佑都 [評価]B
SD採点/スイス戦:5.5(フル出場) パラグアイ戦:-
スイス戦はクロスが単調だったのであえて厳しく採点。パラグアイ戦はベンチからの声で味方を鼓舞するなど"応援団長"として存在感。今や西野ジャパンの精神的支柱に。
 
6遠藤 航 [評価]C
SD採点/スイス戦:- パラグアイ戦:5(先発出場)
右サイドバックを担ったパラグアイ戦は明らかに攻撃面でアイデア不足。スタメン奪取に向けてアピールできなかったのは残念だ。
 
19酒井宏樹 [評価]C
SD採点/スイス戦:5(途中出場) パラグアイ戦:6(途中出場)
コンディションがまだ整ってないのか、スイス戦ではシャキリに翻ろう。パラグアイ戦の出来はまずまずも本大会に向け不安を残す。
 
20 槙野智章 [評価]C
SD採点/スイス戦:5(フル出場) パラグアイ戦:-
敵FWとの距離感が曖昧でフリーでシュートを打たれる場面もあったスイス戦は、長谷部との距離感も良くなく中途半端な出来に終わった。
 
21 酒井高徳 [評価]D
SD採点/スイス戦:4.5(先発出場) パラグアイ戦:5.5(フル出場)
最大のハイライトはパラグアイ戦の55分の攻め上がりか。ただ、スイス戦も含めて不安定で、レギュラーを任せるには力不足の感が。
 
22 吉田麻也 [評価]C
SD採点/スイス戦:5(フル出場) パラグアイ戦:-
最終ラインのリーダーとして守備陣をまとめきれなかったスイス戦は失点にも絡んでおり、不満足なパフォーマンス。立て直したい。
 

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