ドイツは『ロッキー4』のあのドラゴ!
毎度お馴染み『The Sun』のユニーク企画。まさか日本代表とイシンバエワに共通項があったとは……浅いようで深い!? (C)SOCCER DIGEST,Getty Images
ロシア・ワールドカップの開幕が目前に迫り、世界中のメディアは大会を盛り上げるべく、さまざまな角度からプレビューを展開している。
今回、かなり斬新かつユニークな切り口で出場32か国を紹介したのが、英タブロイド紙の『The Sun』だ。「もし各出場国がロシア人だったとしたら……」と題し、なんと開催国が誇る新旧の歴史的偉人、アスリート、著名人らとチームを紐付け、それぞれに短めの説明文を添えている。
例えば、名作曲家のピョートル・チャイコフスキにあてがったのはスペイン。「この伝説的な作曲家のごとく、世界中の人びとがその美しい旋律を認めている」といった調子だ。さらにアルゼンチンが女子テニスのマリア・シャラポワで「世界の舞台で結果を叩き出してきたが、その美貌と言動は良くも悪くも話題を提供し続けている」と喩え、イングランドがチェルシー・オーナーのロマン・アブラモビッチで「カネは腐るほど持っているが、ただそれはかならずしもトロフィー(優勝)を保証するものではない」とやり込んだ。
今回、かなり斬新かつユニークな切り口で出場32か国を紹介したのが、英タブロイド紙の『The Sun』だ。「もし各出場国がロシア人だったとしたら……」と題し、なんと開催国が誇る新旧の歴史的偉人、アスリート、著名人らとチームを紐付け、それぞれに短めの説明文を添えている。
例えば、名作曲家のピョートル・チャイコフスキにあてがったのはスペイン。「この伝説的な作曲家のごとく、世界中の人びとがその美しい旋律を認めている」といった調子だ。さらにアルゼンチンが女子テニスのマリア・シャラポワで「世界の舞台で結果を叩き出してきたが、その美貌と言動は良くも悪くも話題を提供し続けている」と喩え、イングランドがチェルシー・オーナーのロマン・アブラモビッチで「カネは腐るほど持っているが、ただそれはかならずしもトロフィー(優勝)を保証するものではない」とやり込んだ。
映画『ロッキー4』で主人公の前に立ちはだかった完全無欠の旧ソ連人ボクサー、イワン・ドラゴ(演じたのはドルフ・ラングレン)になぞらえたのは、前回覇者のドイツである。「彼らはロッキー4のボクサーのように正確なパンチ(パス)を繰り出し、冷酷に敵を打ちのめすだろう」と記した。そしてイランは人物ではなく世界の誰もが知る建造物が対象に。ロシアの大統領府などが置かれている旧宮殿クレムリンで、「歴史的由緒ある存在ながら、どんな専門家でもその謎に満ちた内部を掘り起こすことはできない」と、ミステリアスなチームであることを表現している。
では、サムライブルーこと日本代表はどうか。こちらはロシア陸上界のスーパースター、元女子棒高跳び選手のエレーナ・イシンバエワだ。オリンピック2連覇を達成した現世界記録保持者である。同紙は「つねに世界記録を狙い続けたこの棒高跳び選手のように、(日本は)永遠に高みを目ざして邁進している」と持ち上げた。
やや過剰にも感じられる称賛だが、同紙ならではのウィットに富んだ皮肉にも聞こえてくるが……。どちらかと言えば、日本サッカー全体へのイメージなのかもしれない。
それにしても"鳥人"イシンバエワとは恐れ入った。
では、サムライブルーこと日本代表はどうか。こちらはロシア陸上界のスーパースター、元女子棒高跳び選手のエレーナ・イシンバエワだ。オリンピック2連覇を達成した現世界記録保持者である。同紙は「つねに世界記録を狙い続けたこの棒高跳び選手のように、(日本は)永遠に高みを目ざして邁進している」と持ち上げた。
やや過剰にも感じられる称賛だが、同紙ならではのウィットに富んだ皮肉にも聞こえてくるが……。どちらかと言えば、日本サッカー全体へのイメージなのかもしれない。
それにしても"鳥人"イシンバエワとは恐れ入った。