【浦和】圧巻の2ゴールも実らず。ショッキングな敗戦に興梠慎三は「僕らの力はこんなもの」

2018年06月10日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「キツイ1点」。27分の失点で試合の流れは変わった

重要な一戦で2ゴールを奪った興梠。しかし結果には結びつかなかった。(C)SOCCER DIGEST

[ルヴァンカップ・プレーオフステージ第2戦]浦和2-1甲府/6月9日/埼玉
 
 ルヴァンカップのプレーオフステージ・第1戦で甲府に0-2で敗れていた浦和は、6月9日の第2戦では2-1と勝利した。だが2戦合計スコアで2-3と甲府を上回れず、ノックアウトステージ進出を逃した。
 
 逆転には3点差以上が必要だったゲームで、浦和はまずまずの立ち上がりを見せた。19分には興梠慎三が地を這うようなミドルを叩き込み、頼れるエースは5分後に華麗なループも沈めたのだ。
 
 しかし「キツイ1点でした」と、興梠が振り返った27分の失点が、チームの首を絞めた。貴重なアウェーゴールを与えたため、勝ち上がりにはさらに2点が必要な状況に追い込まれ、後半は焦りからかミスを連発。今季はJ2を戦う相手を崩せずに、消化不良のまま試合を終えた。
 
 興梠は「甲府は守るというところを昔から練習しているのかなと感じるほど、良かったです。完全に後半は走り負けました」と、後半に限っては完敗を認める。さらに「時間が経つにつれて(CBの)マウリ(マウリシオ)も上がってきたが、そういう練習をやっていなかったので、いざ本番でやるとなると難しかった」と、チーム戦術のチグハグさも露見した。
 
 それでも「J2と言っても力があるチームだと感じますし、もちろん負けてはいけない相手かもしれませんが、僕らの力はこんなものだと思うしかないです。練習あるのみです」と冷静に振り返る。
 
 早くもタイトル獲得の可能性をひとつ失なったが、今は前を向くしかないのかもしれない。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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