「選手とエメリの架け橋になれる」 アーセナルのレジェンドが新体制の入閣に名乗り!

2018年06月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

ピレスが猛アピール「私なら新監督を助けられる」

クラブと選手を熟知しているという意味で、たしかにピレス(右)はエメリの大きな助けになりそうだが、コーチとしての力量は未知数だ。(C)Getty Images

 2018‐2019シーズンは、アーセナルにとって新時代の幕開けとなる。22年に渡って指揮を執ってきたアーセン・ヴェンゲル監督が退任し、ウナイ・エメリ新体制に生まれ変わったからだ。

 長くアーセナルを統率してきたヴェンゲルが去ったことは、チームに新鮮さをもたらすだろう。だが一方で、混乱をきたす懸念もある。それだけに、アーセナルというクラブを知る人間の経験は貴重なものになるかもしれない。

 クラブのレジェンドのひとりであるロベール・ピレスは、その点で古巣と新監督に貢献できると考えているようだ。『ESPN』によるとピレスは、「自分がエメリのスタッフに加われば、私にとってはすごく良いことだし、彼にとってもそうなるんじゃないかと願っている」と、入閣への意欲を示した。

「私はエメリと選手たちの架け橋のような存在になれるはずだ。選手たちのことはよく知っているからね。私はOBとしてよくクラブに顔を出している。だからみんなリスペクトしてくれる。そして、私も選手たちをリスペクトしている。彼らとは良い関係にあるんだ。だから私は、エメリを助けることができると思う」
 
 アーセナルはフレドリック・ユングベリがアカデミーのコーチとしてクラブに復帰し、今シーズンかぎりで引退したペア・メルテザッカーも、アカデミーのディレクターになることが決まっている。コーチとして戻ってきているイェンス・レーマンも、引き続きチームに留まるようだ。

 ピレスは「元選手を引き留めるのは、財産という点でもちろん重要だ。だからこそ、アーセナルはユングベリやレーマン、メルテザッカーを選んだのだろう」と、クラブを知る存在は重要であると続けた。

「私も、例えばエメリやスタッフと仕事ができれば非常に嬉しい。我々はクラブについて精通している。これはアーセナルにとって新しい冒険だ。ヴェンゲル監督の時代は長かったからね。彼との仕事は素晴らしかった。だが、それはもう終わったんだ。我々には新しいスタートが必要なんだよ。そして、元選手と新しいスタッフをミックスできれば、私は良いことなんじゃないかと思う」

 アーセナルとエメリ監督は、ピレスの提案に耳を傾けるだろうか。
 
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