英紙が『W杯の歴代ゴラッソトップ10』を選出! 栄光の1位に輝いたのはやはり…

2018年06月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

ベルカンプの『美弾』と“ワンダーボーイ”の鮮烈弾もランクイン。

4年に一度のサッカーの祭典は数々のスーパーゴールによって彩られてきた。そのなかでも選りすぐりの10ゴールを英紙『Daily Mail』が紹介している。 (C) Getty Images

 先月26日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ決勝で、レアル・マドリーのガレス・ベイルが決めたオーバーヘッドによるゴラッソは見る者に魅了し、「史上最高のゴールだ」と反響を呼んだが、間もなく開幕するロシア・ワールドカップでも、歴史に残るようなスーパーゴールが生まれるのかは、注目ポイントの一つだ

 サッカーの祭典の幕開けが間近に迫るなか、英紙『Daily Mail』は、6月6日(現地)、W杯における「歴代のゴラッソ」をランキング形式で紹介している。いずれも、サッカー・ファンを唸らせ、魅了した秀逸なものばかりが厳選された。以下、同紙のランキングを10位からみていこう。


10位:サイード・オワイラン(サウジアラビア/1994年アメリカ大会)

 1994年アメリカ大会グループステージ3節のベルギー戦、中盤でボールを持ったオワイランは、ダイナミックなドリブルで次々に相手選手をかわし、ゴール前まで進んでそのままゴールを決めた。この得点で勝利したサウジアラビアは、史上初の決勝トーナメント進出を果たしている。

9位:マイケル・オーウェン(イングランド/1998年フランス大会)

 当時18歳のオーウェンが鮮烈な輝きを放ったのは、『ワンダーボーイ』として脚光浴びた1998年フランス大会決勝トーナメント1回戦のアルゼンチン戦である。1-1で迎えた16分、デイビッド・ベッカムからのパスに抜け出したオーウェンは完璧なトラップでボールをコントロールすると、得意のスピードで一気に相手DFを振り切ってゴールを決めた。

 だが、その後追いつかれたイングランドは、後半開始早々の47分にベッカムがディエゴ・シメオネへの報復行為で退場。数的不利に陥り、最後はPK戦の末に敗れた。
 

8位:エステバン・カンビアッソ(アルゼンチン/2006年ドイツ大会)

 アルゼンチンがセルビア・モンテネグロを6-0と粉砕した2006年ドイツ大会グループステージ第2節、カンビアッソは実に25本ものパスの最後を締めくくってネットを揺らした。『Daily Mail』紙は、「W杯史における"ベストチームゴール"」と称賛している。

7位:デニス・ベルカンプ(オランダ/1998年フランス大会)

 1998年フランス大会準々決勝のアルゼンチン戦、1-1のタイスコアで迎えた終了間際の89分、ベルカンプは後方からのロングボールをペナルティーエリア内で華麗にトラップ。素早い切り返しで、チェックにきたロベルト・アジャラをかわすと、右足のアウトサイドで4強進出を決めるゴールを挙げた。ベルカンプの美弾でベスト4に勝ち上がったオランダだったが、続く準決勝でブラジルに敗れている。

6位:マキシ・ロドリゲス(アルゼンチン/2006年ドイツ大会)

 2006年ドイツ大会決勝トーナメント1回戦、メキシコに先制を許しながらエルナン・クレスポのゴールで追いついたアルゼンチンは、延長前半98分にゴラッソで勝負を決めた。右45度のボックスぎりぎりの位置で、左サイドからのロングパスを胸でトラップしたM・ロドリゲスが、そのまま豪快にボレーシュート。利き足ではない左足の一発でチームを勝利に導いた。

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