酒井宏樹の獲得にミランら強豪クラブが興味!? 仏誌は「ヒロキはマルセイユの大切な選手」と強調

2018年06月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

酒井宏樹も「マルセイユ愛」を強調。

マルセイユで研鑽を積む酒井。攻守両面で出色の出来を披露する日本代表SBは、新天地を目指すのだろうか。(C) Getty Images

 フランスで充実のシーズンを送った日本代表DF酒井宏樹に移籍の噂が浮上した。

 伝えたのは、英紙『Evening Standard』だ。現地時間6月6日、クリスタル・パレスが酒井の獲得に動き出したと報じている。ロンドンが拠点の同紙によれば、新シーズンに向けて右SBの補強を進めるクリスタル・パレスが、2017-18シーズンのマルセイユで公式戦50試合に出場し、ヨーロッパリーグ決勝進出に貢献するなど、よりいっそう声価を高めた酒井に白羽の矢を立てたというのだ。

 また、真相のほどは定かではないが、『Evening Standard』紙は「ミランやナポリ、インテル、セビージャ、さらにはレスターも日本のスターの動向を監視している」と紹介。どのクラブもアジア市場での知名度アップを目論んでおり、酒井獲得が大きなメリットであると見込んでいるのだろう。

 とはいえ、現時点で実現するかは微妙なところだ。昨年10月、酒井とマルセイユは2021年6月30日まで新契約を交わしたばかりで、引き抜きには最低でも1350万ユーロ(約20億2500万円)以上の違約金が必要とされている。それを鑑みれば、獲得に乗り出しているクラブが二の足を踏んでも不思議ではない。
 

 また、酒井自身がマルセイユに愛着を持っている点も重要なファクターだ。今年2月末に地元紙『La Provence』のインタビューに応じた際には、「プレーに集中できる環境があって、綺麗な街もある。クラブから必要とされる限りは残りたい」と想いを明かしていた。

 フランスの老舗専門誌『France Football』は一連の移籍報道に関して、「もしかするとクラブがプレミアリーグからの誘惑に揺れることはあるかもしれない」と前置きしたうえで、「ヒロキがマルセイユにとって大切な選手であることに変わりはない」と、南仏の名門が日本代表戦士に特大の価値を見出していると強調した。

 いずれにしても去就についてのファイナルアンサーは、ロシア・ワールドカップでの戦いが終了してからとなるはずだ。
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