マンUはフレッジ獲得に77億円! W杯前に早くもビッグディールが成立するプレミア勢の凄さ!!

2018年06月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

昇格クラブもすでに50億円超を投入

現在は開幕直前のW杯に向けて調整に余念がないフレッジ。25歳の万能MFは、ロシアでさらに価値を上げてからのプレミア参戦はなるか!? (C) Getty Images

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは6月5日、ブラジル代表MFのフレッジを獲得することで、現所属先のシャフタール・ドネツク(ウクライナ)と合意に達したと発表している。
 
 左利きのテクニシャンで、ドリブルとパスの両方でチャンスを生み出せるMFは、シャフタールのリーグ2連覇&国内2冠だけでなく、チャンピオンズ・リーグでのベスト16入りにも大きく貢献。ロシア・ワールドカップのブラジル代表最終メンバーにも選出されている。
 
 2012年にインテルナシオナルでプロデビューし、シャフタールへはその翌年に加入。5シーズンを過ごし、公式戦155試合出場・14得点という成績を残して「赤い悪魔」へのステップアップ移籍を果たした。契約期間は2013年6月までとなっている。
 
 移籍金について両クラブは言及していないが、各メディアによると5900万ユーロ(約77億円)だという。W杯前にさっそく、このようなビッグディールを成立させるところは、さすが資金が潤沢なプレミア勢である。
 
 ちなみに、ここまでのプレミア各クラブの戦力補強に目を向けると、リバプールはモナコからMFファビーニョを獲得。同クラブは昨夏にRBライプツィヒのMFナビ・ケイタとの契約を締結しており、2人合わせての移籍金は1憶500万ユーロ(約137億円)に達する。
 
 タレント性十分の攻守のMFを獲得したことで、ユベントス入り間近とされるエムレ・ジャンの穴を埋めながら、さらに中盤強化も期待できるリバプール。17-18シーズンは大躍進を遂げたが、来る新シーズンも期待が持てそうだ。
 
 その一方で、アーセナルはスイス代表のSB、シュテファン・リヒトシュタイナーをフリートランスファー、つまり移籍金なしで獲得することに成功している。
 
 ユベントスとの契約が満了を迎えたリヒトシュタイナーは、一時はドルトムント移籍が秒読み段階ともいわれていたが、後に本人がこれを否定。新たに複数のクラブが新天地候補として名が挙がっていた。
 
 アーセナルの右サイドといえば、エクトル・ベジェリンが君臨しており、彼との定位置争いを余儀なくされるだろうが、ユベントスではその人間的資質の高さが評価されていただけに、あらゆる面でチームへの貢献が期待できそうだ。
 
 他では、レスターもすでに、ポルトガル代表でロシアW杯にも出場するDFのリカルド・ペレイラを2200万ユーロ(約29億円)で獲得している。
 
 このように、すでに10億円超えの移籍が幾つも成立しているプレアミリーグだが、凄いのは昇格を決めたばかりのウォルバーハンプトンが、ベニク・アフォベ、ディオゴ・ホタ、ウィリー・ボリーの3人を獲得するために、4000万ユーロ(約52億円)を費やしている点だ。2部クラブの財力も、他国を大きく引き離している!

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