前人未到のCL3連覇達成も…ジダンがマドリー監督を電撃辞任! 「変えることがベストと判断」

2018年05月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

マドリーに変革の波が訪れる。

マドリーの監督を辞任することを発表したジダン。(C) REUTERS/AFLO

 偉大なフランス人指揮官が白い巨人を去る。現地時間5月31日、レアル・マドリーを指揮していたジネディーヌ・ジダンは緊急会見を開き、辞任することを発表した。

 2016年1月にラファエル・ベニテスのシーズン途中の解任を受け、マドリーBから昇格する形でトップチームの監督に就任したジダンは、特異なカリスマ性を発揮して瞬く間にチームを掌握。1年目から3年連続となるチャンピオンズ・リーグ(CL)制覇に加え、リーガ・エスパニョーラ制覇を1回、クラブ・ワールドカップ制覇を2回成し遂げていた。
 
 今月26日に行なわれたリバプールとのCL決勝でも3-1と勝利していたジダンは、CL3連覇を置き土産に現役時代から長年在籍したクラブを去る決心を固めたようだ。

 会見でクラブを去る決断に至った理由について問われたジダンは、「来シーズンはここにいないことを私は決めた。このチームは勝ち続けなければならず、変えることがベストだと判断した」と語り、さらに次のように続けた。

「監督をやり続けることに飽き飽きしたわけじゃない。ただ、私はこのクラブを3年に渡って率いてきて今が辞めるべきベストなタイミングだと思ったんだ。私は根っからの勝者で、勝つことが大好きだ。当然、負けることは好きではない。だから少しでも勝つ気持ちがなくなったら変化が必要なんだ。私は選手を変えることでやるんじゃなく、自分自身が退くことでチームを変えるべきだと考えたんだ」

 クラブに数々の栄光をもたらしてきたジダンが去ることで、今夏のマドリーには大きな変革の波が訪れそうだ。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事