C・ロナウドがマドリー退団を示唆「数日中に答を言う」「ここにいられて良かった」

2018年05月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今は楽しむ時」と話すも、表情は硬く。

どこか暗い表情で優勝の瞬間を迎えたC・ロナウド。来シーズンもマドリーのユニホームを着ているのだろうか。 (C) Getty Images

 レアル・マドリーに前人未到のチャンピオンズ・リーグ(CL)3連覇の偉業をもたらすとともに、15ゴールを挙げて6シーズン連続のCL得点王にも輝いたクリスチアーノ・ロナウド。しかし、試合後の表情はどこか硬く見えた。

 現地時間5月26日、ウクライナのキエフで行なわれたリバプールとのCL決勝で先発出場したC・ロナウドは、得点こそ挙げられなかったものの、その存在感で相手DF陣にプレッシャーを与え続け、エル・ブランコ(白い巨人の意。マドリーの愛称)に史上13度目の欧州制覇の栄光をもたらした。

 決定機を逃して試合の主役となりきれなかった自分への悔しさもあったのだろうが、試合後のC・ロナウドの表情は、笑顔こそ浮かべながらも、別の何かについて考えているように見えた。そして、当人の口からその胸中が明かされた。

『beIN SPORTS』の直撃を受けたポルトガル代表FWは、「歴史に残るために勝つことだけが重要だった」と会心の勝利に浸りつつも、自身の去就について口を開いたのだ。
 

「今は楽しむ時だと思ってる。でも、僕は数日のうちにいつも近くにいてくれるファンに自分がどうするかの答を言うつもりだ。マドリーでは本当に色々な良いことがあったし、チームに居られて良かった。とにかく今はどの選手も将来について語るべきじゃないし、楽しむだけだ」

 かねてからマドリー退団が噂されてきたC・ロナウド。そのたびにパリ・サンジェルマンへの移籍説や古巣マンチェスター・ユナイテッドへの電撃復帰の噂が紙面を賑わせてきた。

 しかし、C・ロナウドは、その都度、自身の"マドリー愛"を語り、残留の態度を明確にしてきた。昨シーズンのユベントスとのCL決勝直後には、「ここでまた優勝したい」と残留宣言をしていた。だが今回の含みを持たせた発言は、マドリーでのキャリアの終焉が迫っていることを暗に示すものなのかもしれない。

「数日中にファンに伝えてから晴れて代表に行きたい」と語ったC・ロナウド。はたして、来シーズンもマドリーの一員として戦っているのだろうか。サッカー界きってのカリスマの今後の動向が注目される。
 

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