「少しはマシになったかな」酒井宏樹が4年前のW杯からの“変化”を語る

2018年05月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「(前回は)自分のレベルがまったく足りていなかった」

2大会連続出場へ酒井宏が日本代表合宿に合流した。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 ガーナ戦に向けたトレーニングを続ける日本代表は5月25日、負傷離脱した青山敏弘を除き、いよいよ26名全員が出揃った。

 この日から練習に合流した酒井宏樹は、「久しぶりにボールを触ったので、まだコンディション調整の段階ですけど、明日から普通に入って行くと思うので、みんなで合わせていければ良い」と語り、本格的にチーム作りが始まると思われる明日以降を見据えた。

 31日に発表される登録メンバーに入れば、前回ブラジル・ワールドカップに続き、自身二度目のワールドカップとなる。前回大会は出場機会が訪れることはなかったが、酒井宏はそんな4年前と今回との「変化」を問われると、次のように語った。
「4年前ですからね~。自分はまったく当時を覚えていないんです。でも、チームの一員感は前回大会よりも増していると思うし、少しはチームのためになることができるかなという気持ちはあるので、自分ができることだけを100パーセント出していきます」

 今季はフランスの強豪マルセイユでシーズンを通じて主軸という立場で戦い、多くの強豪チームとの試合を通じて経験値も高めた。大会前に"監督交代"という激震に見舞われた日本代表だが、酒井宏自身は欧州で戦い抜いてきたこの4年を糧に、自信を持って本大会に臨もうとしている。

「(前回は)今思うと、自分のレベルがまったく足りていなかった。そういう意味では全然甘かったし、厳しい環境に身を置いたことで少しはマシになったのかなと思うので、頑張りたい」
 
 さらに、具体的にどんなところが"マシ"になってきたかと問われると「すべてじゃないですか? ディフェンダーなので、数を踏まないと成長することもないと思う。90分を通じて良い選手だと思ってもらえるようにやっていきます」と答えた。

 控えめな表現ながら、自信も窺える。自身二度目のワールドカップで、酒井宏はついにその真価を発揮できるだろうか。

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