「あの中国を蹴った!」「ミキタニの手腕がスゴイ」イニエスタの神戸入団を海外メディアも大々的に報道!

2018年05月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「Jリーグに眩いばかりの光をもたらすだろう」

わずかふたつの質問に答えただけだが、その人柄の良さとフットボールへの情熱は十二分に伝わってきた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 スペイン代表MF、アンドレス・イニエスタのヴィッセル神戸入団の一報は世界中を駆け巡った。楽天グループの三木谷浩史会長とともに会見に臨む姿が、写真と動画でワールドワイドに配信され、さまざまな反響を呼んでいる。
 
 当然、海外の大手メディアも即座に反応。イニエスタの母国スペインの全国紙『Marca』は「何週間も日本サッカー界の話題を独占してきた噂が、ついに現実のモノとなった。バルサが誇る"背番号8"とヴィッセルには途轍もなく巨大な期待がかかっている。なにせ200人を超えるジャーナリストが駆け付けたのだから」と綴った。さらに「イニエスタは1990年代にJリーグで活躍した偉大なるバルサの先達、チキ・ベギリスタイン(元浦和レッズ)、アンドニ・ゴイコエチェア、フリオ・サリーナス(ともに元横浜マリノス)の後を継ぐことになるのだ」と記している。

 
 同じくスペイン紙の『El Pais』は「ほんの数か月前までは誰もが違うシナリオを信じていたはずだ。なんと(イニエスタは)あの中国からのビッグオファーを蹴ったのだ。そこに割って入ったミキタニの手腕がスゴイ」と称え、契約内容についても触れ、「契約期間は3年。年俸は推定で3000万ドル(約31億円)」とした。ただここに関しては、異論がある。英紙『Mirror』は「2年契約で年俸は2250万ポンド(約34億円)」と予測するなど、まちまちだ。
 
 また英国の高級紙『The Guardian』も会見の模様を速報。「日本に舞い降りたワールドクラスがJリーグに眩いばかりの光をもたらすだろう。かつてはジーコやガリー・リネカーなど世界的な名手を引き込んでいたが、昨今のJリーグはビッグスターを招聘できないでいた。しかしヴィッセルは昨夏に元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキの獲得に成功し、今回がイニエスタだ。Jリーグにパワーを与えている」と評している。
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