イニエスタ会見全文「非常に重要なチャレンジ」「日本文化の一部になりたい」

2018年05月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「提示されたプロジェクトが非常に興味深いものだった」

イニエスタは入団会見で「文化に溶け込むことが大事」だと語った。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 今季限りでバルセロナを退団したスペイン代表のアンドレス・イニエスタが24日、ヴィッセル神戸への移籍を発表した。同日に都内で行なわれた会見でのコメントを紹介する。

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 みなさんこんにちは。私にとって今日は本当に特別な日です。私のキャリアにとって非常に重要なチャレンジになります。私の家族も日本に来られることをとても喜んでいます。三木谷さん、それから三浦さん、皆さんのご信頼に心から感謝申し上げたいと思います。我々はこのプロジェクトのなかで、もう一歩前進したいと思っています。このクラブ、そしてJリーグがアジア全体に広まるように、私も力を貸したいと思っております。

 チームメイトたちと一緒にプレーすることを心から楽しみにしていますし、この素晴らしい国にいることをとても嬉しく思っています。私の大好きな国です。ですので、私もそれから家族も、少しでも早く日本文化に慣れて過ごしていきたいと思っています。
 
――今の日本サッカーについてどうお考えでしょうか。また、今後どのようにしていきたいでしょうか?
 
 日本のサッカーをとてもリスペクトしています。日本のプレーヤーについてもそうです。非常に技術が高く、考えてプレーしていますし、コンビネーションもよく使います。Jリーグについても、日本代表についても良く知っています。非常にレベルの高い選手が多いと思っています。私は自分のチームを助けるために、自分のサッカーをお見せするために日本に来ました。それによって、クラブや日本サッカーがより一層発展することを祈っております。
 
――選択肢があるなかでなぜ日本を、ヴィッセル神戸を選んだのでしょうか?
 
 幸運なことにいろんなオファーがありました。私に関心を持ってくれた他のクラブにも感謝を申し上げたいと思います。私が神戸に決めた理由は、提示されたプロジェクトが非常に興味深いものだったからです。私を非常に信頼してくれました。人として、プレーヤーとして私を信頼してくれました。そこが大きかったです。前にも言いましたが、日本は素晴らしい国で、日本文化は素晴らしいです。できるだけ早く日本に馴れて活躍したいと思っています。日本の生活を楽しみながら、プレーも楽しみ、早くチームの一員になりたいと思っています。
 
――好きなところは具体的に?
 
 全部です。日本の方たちも好きです。でも、一番重要なのは、文化に溶け込むことだと思います。皆さんと同じような国民の一員になりたいと思っています。私の家族もそうです。私たちの祖国の文化とは違いますが、できるだけこの文化の一部になりたいと思っています。
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