F・トーレスが鳥栖移籍へ加速! 地元ラジオ局が「2年半の契約を提示、当人も前向き」と報道

2018年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

中国やアメリカ行きも噂されたが…。

愛するA・マドリーとの別れを決断したF・トーレスは、次なる活躍の舞台を日本に据えるようだ。 (C) Getty Images

 アトレティコ・マドリー退団を決めているスペイン代表FWもJリーグ参戦に近づいているようだ。

 現地時間5月20日に実施されたリーガ・エスパニョーラ最終節のエイバル戦で2ゴールをマーク。アトレティコでのラストマッチで有終の美を飾ったフェルナンド・トーレスは、かねてから噂されるサガン鳥栖への移籍を決断したようだ。

 地元ラジオ局『Cadena SER』によれば、サガン鳥栖はF・トーレスに対して2年半の契約を提示。アメリカや中国からもオファーを受けているが、当人は生活環境と経済的なことを考えたうえで日本への移籍に前向きだという。

 2001年に当時17歳でアトレティコのトップチームデビューを果たしたF・トーレスは、その後、リバプール、チェルシー、ミランと渡り歩き、2015年1月から古巣に復帰。同クラブのアイコンとして、"エル・ニーニョ(トーレスの愛称、子供、少年の意)"の愛称で、サポーターから深く愛された。

 また、スペイン代表としても、2008年と2012年のEURO連覇や、2010年の南アフリカ・ワールドカップ制覇も経験するなど、"無敵艦隊"の勝利に大きく貢献。個人としても116試合で38ゴールを決めていた。
 

 前述のエイバル戦後に行なわれたセレモニーで、「ここの人々が心から自分を世界一幸せな人間だと思わせてくれた」と、約10年間プレーしたクラブへの感謝を口にし、アトレティコ・サポーターの涙を誘っていたF・トーレス。今後の去就については、「明日からオファーを検討する。まだ何も決めていない」とはぐらかしていたものの、鳥栖行きに向けて水面下で動きを進めているようだ。

 ヴィッセル神戸への入団が濃厚と言われているアンドレス・イニエスタに続き、ここにきて加速し始めたF・トーレスの鳥栖移籍。両方とも実現すれば、この夏のJリーグは世界から注目されることになる。2人の大物の動向から目が離せない。
 
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