日本代表落選も人気銘柄に変わりなし! 中島翔哉にあのパリSGも正式オファーか

2018年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

パリの名門なら2000万ユーロの違約金も軽々と?

わずか1年でポルティモネンセを去るのか。中島の去就に注目が集まっている。(C)Getty Images

 この夏の移籍市場を賑わす存在となりそうだ。
 
 2017-18シーズンのポルトガル・リーグで一躍ブレイクを果たし、スターダムを駆け上がった中島翔哉。入団1年目ながら10得点・12アシストをマークし、いまやポルティモネンセの押しも押されもしない攻撃の中軸だ。FC東京からの完全移籍が早々に発表され、いまや複数の強豪クラブが引き抜きを画策している。
 
 そんななか、ポルティモネンセの強化部門でトップを務めるロブソン・ポンテ氏が自身のインスタグラムを更新して私見を述べた。かつて浦和レッズでプレーし、2007年にはJリーグMVPに輝いたあのレジェンドである。2年前に同クラブのテクニカルディレクターに就任した同氏は、まず今回の中島の落選についてこう持論を展開した。
 
「なぜナカジマが落選したのか理解できないよ。ニシノ監督は明らかに間違っている。35年間サッカーをしてきたけど、信じがたいコメントだ。『ナカジマはポリバレントではない』なんてね。彼は4つのポジションでプレーして、10得点・12アシスト。アシスト数はチームトップで、リーグ全体では4番目だ。しかもリーグのベストイレブンにも選ばれているんだよ」

 
 ポンテTDはそこまで記して、中島がどれだけ欧州で評価されているのかを示すため、正式オファーを出してきた6クラブの名前を明かした。
 
「現在オフィシャルなオファーが届いているのは6つのクラブ(パリ・サンジェルマン、ポルト、ベンフィカ、スポルティング、シャフタール、ガラタサライ)。加えて10以上のクラブが興味を示しているんだ」
 
 これまでボルシア・ドルトムントやヴォルフスブルクなどのドイツ勢やアトレティコ・マドリー、サウサンプトンなどさまざまなクラブが候補に挙がっていたが、強化責任者が明示した6つの名前にはやはりリアリティーがある。しかもトーマス・トゥヘル新政権が誕生したばかりのパリSGは、一度も候補リストに挙がってこなかった。この世界屈指のメガクラブであれば、ポルティモネンセが設定したとされる2000万ユーロ(約26億円)の違約金も難なく支払えるだろうか。
 

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