「一丸となって任務に挑む」ドルトムントが知将ファーブルの招聘を発表! 香川真司への影響は!?

2018年05月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「エキサイティングな仕事だ」熱のこもった第一声!

緻密な戦術を植え付ける指導に定評があるファーブル。ドルトムントにどのような変化をもたらすかに注目したい。 (C) Getty Images

 現地時間5月22日、ドイツ、ブンデスリーガのドルトムントは、来シーズンの新監督に、スイス人のリュシアン・ファーブルを招聘したと発表した。契約期間は2020年6月30日までとなっている。

 ファーブルは1991年に母国のエシャランでトップチームでの監督キャリアをスタート。その後は、チューリッヒ、ヘルタ・ベルリン、ボルシアMGの監督を歴任し、2016-17シーズンからニースを指揮。1年目にチームをリーグ・アン3位に押し上げて欧州行きに導いていた。

 いわゆるビッグクラブを率いた経験こそない60歳のスイス人指揮官だが、緻密な戦術をチームに植え付けることに長け、過去にスイス・リーグとブンデスリーガで最優秀監督賞を受賞した経歴を持っている。

 新チームが7月上旬から始動すると伝えたドルトムント。公式サイトでは、スポーツディレクターのミカエル・ツォルクがコメントを寄せている。

「ファーブルの就任は我々の新たな出発において重要な意味を持つ。ブンデスリーガ、そしてニースで見せてきたスタイルは、とてもテクニカルで、我々はその点を高く評価した」
 

 ブンデスリーガでは3クラブ目の指揮となるファーブルは、次のような熱のこもったコメントを発表している。

「ドルトムントを指導することは私が喜んで受け入れられる、とてもエキサイティングな仕事だ。チームスタッフが私に信頼を示してくれたことに感謝したい。我々はチーム一丸となってミッションに挑む。ドルトムントは世界的にも興味深いクラブの一つで、私はニースにいた時から注目していた」

 確かな戦術論とチーム操舵術で成果を残してきたファーブルは、ポゼッション・スタイルを身上としており、ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司にとっても選手としてスキルアップするための良い機会となるはずだ。

 ベテラン指揮官はいかなるチームを作り上げ、そのなかで香川にどのようなタスクを握らせるのか。新生ドルトムントに注目だ。
 
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