W杯メンバー落選の“天才”ウィルシェアが飲んだくれる…「真夜中のレストランで悲しみに溺れていた」

2018年05月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロンドン中心街で仲間と朝まで……。

怪我に泣かされる形で代表メンバーから落選したウィルシェアは、失意の心境を仲間に打ち明けていたようだ。 (C) Getty Images

 5月16日に発表されたロシア・ワールドカップに挑むイングランド代表メンバー23人の中に、"天才"と謳われたアーセナルのジャック・ウィルシェアの名前は存在しなかった。

 ニック・ポープ(バーンリー)やトレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール)、ルベン・ロフタス=チーク(クリスタル・パレス)といったニューカマーたちがサプライズ招集を受けた一方で、これまで守護神に君臨してきたジョー・ハートとともにメンバーから漏れたのがウィルシェアだった。

 その理由について代表監督のガレス・サウスゲイトは、「彼はもちろん構想の中にいた。ただ、3月の代表戦で彼はプレーできなかったし、シーズンの終わりも満足のいくものではなかった」と、ウィルシェアが確信を持てるだけのプレーをしていなかったことを理由に挙げた。

 誰もが認めるスキルを持ちながら幾度となく怪我に泣かされてきた"ガラスの天才"は、発表後に自身のツイッターで、その心境を吐露していた。
 

「W杯を迎えるイングランドのメンバーから外れたことに酷く失望している。シーズンを通してコンディションは良いと感じていたし、僕はメンバーに入るべき選手だと信じてきた。それにチャンスを与えられれば、大きなインパクトを残せたはずだ……」

 同ツイートでは、「僕は監督の決定を尊重しなければならないし、全員がこの大会でベストを尽くせることを願いたい」と結んでいたウィルシェアだったが、ロシア行きの切符を与えられなかった心の傷は癒えていないようだ。

 現地5月20日、英国きっての大衆紙『The SUN』は、ウィルシェアが朝3時まで、ロンドンの中心街ソーホーにあるレストランで仲間と飲み明かしていたことを報じた。同紙はその時の模様を次のように綴っている。

「ミッドフィールドのエースはW杯行きを逃し、真夜中のレストランで悲しみに溺れ、数人の仲間に愚痴をこぼしていたようだ」

 現在26歳といまだ成長の可能性が残されているウィルシェア。それだけにこの失意を乗り越えて、30歳で迎える4年後のW杯メンバーに入れるように努力を続けてもらいたいものだ。
 
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