広島、2位に9差の独走状態でブレイク突入! 城福監督は敗戦に苦言を呈すも前向きな見方

2018年05月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

ペースを握った後半の終盤に落とし穴が…

広島の連勝は4でストップ。キャプテンの青山はこの後、日本代表キャンプに合流し、ワールドカップの登録メンバー入りを目指す。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ15節]広島0-2C大阪/5月20日/Eスタ

 首位の広島が終盤に与えたふたつの失点で、ワールドカップ中断前最後の試合を落とした。

 試合は前半から互いにゴール前のシーンを多く作り、決定的なチャンスを創出。しかし、ともに決め手を欠いてネットを揺らすには至らず前半を終了。後半は、徐々に広島がポゼッションを高め、C大阪ゴールに迫った。

 しかし、フィニッシュの精度を欠き得点を奪えずにいると、広島は81分、C大阪のGKキム・ジンヒョンからのロングフィードに抜け出した高木俊幸に左足でねじ込まれ、先制を許してしまう。さらに84分にも、やはり高木に右足のシュートを叩き込まれ、試合後に城福浩監督が「0-1にしとかなきゃいけなかったが…」と悔やんだ2点目を献上。結局、0-2のスコアで敗れた。

 試合後のフラッシュインタビューに応じた城福監督は、ホーム初黒星となった試合を振り返り、「決定機がいくつかあって、ちょっと前掛かりになってしまった時に痛い点を失ってしまった」と、ペースを握りながらもカウンターから許した失点を回想。さらに、「良い形を作って点が取れそうな状況な時にこそ、後ろがゼロで抑えなきゃいけない」と、終盤に我慢できなかった試合運びに苦言を呈した。

 ただし、敗れたとはいえ、2位のFC東京とは勝点9もの大差がある。城福監督も「今日の内容は、決してネガティブなものじゃない。しっかり点を取り切ること(が大事)」とパフォーマンスには一定の評価をしながら、「首位なので、そんなに下を向くことはない」と、現状の立ち位置を冷静に捉えた。

【広島 0-2 C大阪 PHOTO】セレッソ、高木の鮮やかな2得点で首位撃破!
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