「初戦、チャンスある!」大迫勇也がコロンビア戦のポイントに挙げるのは?

2018年05月19日 松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

前回大会の悔しさを知る大迫がW杯へ向けて決意表明!

前回大会ではコロンビア戦に出場しなかった大迫だが、その悔しさは今でも忘れてはいない。写真:松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)

 5月19日に日本代表の大迫勇也(ブレーメン)が、アシックスから6月9日に発売される新作スパイク"DS LIGHT X-FLY3"のプロモーションイベントに参加。その後、取材に応じ、目前に迫ったロシア・ワールドカップへの想いを語った。

 自身の誕生日でもある18日に発表されたキリンチャレンジカップ・ガーナ戦(30日/日産スタジアム)のメンバーリストに名を連ねたストライカーは、自身のコンディションについて説明。「(シーズンの最後は多くの時間)試合に出ていなかった。なので、疲れはない。キャンプが始まれば、すぐに(調子は)良くなると思う」と語り、今後の合宿で状態を上げていけば問題ないことを強調した。

 コンディションを整えた先には、前回のワールドカップで苦汁を舐めたコロンビアとの本大会初戦を控えている。4年前の屈辱を知る大迫は「僕らが最も苦手としているタイプ」と難敵であることを認めつつ、「逆に初戦だからチャンスはある。相手も緊張があるから、勢いを持ってやっていきたい」とコメント。ハメス・ロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン)などを擁する南米の雄との対戦では、オープニングマッチ特有のプレッシャーを生かす戦い方がポイントになるとした。
 ただ、初戦で最良の結果を得るには個人はもちろんのこと、連係面の向上やグループとしての力を高めるのは必要不可欠。とりわけ、日本は4月9日に西野朗監督が就任したばかりで、まだ一度も現体制で活動をしていないハンデもある。その状況に関して大迫は「(監督が交代した)動揺はない。ドイツでは監督が変わることはよくある。本当に前向きに捉えて、前に進み始めた」と語り、新指揮官が率いるチームで全力を尽くす構えを見せた。
 
 16日に発表された自身のブレーメン移籍も含め、多くの出来事がこの1か月で起こった。しかし、泣いても笑っても開幕までに残された時間は約3週間。「本当に今まで日本代表が行けなかったようなところに行けるチャンスがある。覚悟を持って挑むしかない」という大迫は、大舞台で期待に応えるために準備を進めていく。

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)

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