ポルトガル代表がW杯出場23選手を発表! EUROのヒーローらの選外は「パズルを完成させるため」と指揮官

2018年05月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

予備登録メンバー発表から3日後に絞り込み

ポルトガル・サッカーの栄光のメンバーから10人が今回のメンバーから外れた。欧州王者のロシアでの戦いは、イベリア半島のライバルで最強の敵でもあるスペインとの対峙で幕を開ける。 (C) Getty Images

 5月17日(現地時間)、ポルトガル・サッカー連盟は、ロシア・ワールドカップに臨むポルトガル代表メンバー23名を発表した。
 
 14日に予備登録メンバーを発表したばかりのポルトガルだったが、わずか3日で12名が削られた。そのなかには、常連だったナニやEURO2016決勝のヒーロー、エデルらの名前が含まれている。
 
 これについてフェルナンド・サントス監督は「EUROの時同様、辛い作業だった。最初に50人に絞り、35人、そして今回の23名の選定に至った。エデルとナニは、ポルトガル・サッカーの歴史に輝かしき1ページを加えてくれた選手だが、私はベストな選手を選び、"パズル"を完成させる必要があった」と語っている。
 
 また指揮官は、予備登録メンバーから外れた選手にも言及。自ら辞退したというファビオ・コエントラン(スポルティング)については、「適切なタイミングでの申し出に感謝している」と述べている。
 
 またバルセロナのアンドレ・ゴメスに対しては、「彼のことは尊敬し、子どものように思っているが、全ての選手を選べるわけではない。所属クラブ名で選手を選べば、間違いを犯すことになる」と、苦しい心の内を打ち明けた。
 
 ポルトガルにとって初のタイトルを勝ち取ったEURO2016の栄光のメンバーのうち、今回のW杯出場メンバーに名を連ねたのは13名。エースのクリスチアーノ・ロナウド、リカルド・カレスマらベテランが今回もチームの核となる一方で、2年前にはスター候補といわれたレナト・サンチェス(スウォンジー)は外れた。
 
「2年前のチームとどちらが強いかを言うことはできないが、今回のチームにも私は自信を持っている」と指揮官が胸を張るタレント集団は、本大会では6月15日にスペイン、20日にモロッコ、25日にイランと、それぞれグループステージで対戦する。
 
◇GK
アントニー・ロペス(リヨン/フランス)
ベト(ギョズテペ/トルコ)
ルイ・パトリシオ(スポルティング)
 
◇DF
ブルーノ・アウベス(レンジャーズ/スコットランド)
セドリク・ソアレス(サウサンプトン/イングランド)
ジョゼ・フォンテ(大連一方/中国)
マリオ・ルイ(ナポリ/イタリア)
ペペ(ベジクタシュ/トルコ)
ラファエウ・ゲレイロ(ドルトムント/ドイツ)
リカルト・ペレイラ(ポルト)
ルベン・ディアス(ベンフィカ)
 
◇MF
アドリエン・シウバ(レスター・イングランド)
ブルーノ・フェルナンデス(スポルティング)
ジョアン・マリオ(ウェストハム/イングランド)
ジョアン・モウチーニョ(モナコ/フランス)
マヌエル・フェルナンデス(コロモティフ・モスクワ/ロシア)
ウィリアム・カルバリョ(スポルティング)
 
◇FW
アンドレ・シウバ(ミラン/イタリア)
ベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ/イングランド)
クリスチアーノ・ロナウド(レアル・マドリー/スペイン)
ジェウソン・マルチンス(スポルティング)
ゴンサロ・グエデス(バレンシア/スペイン)
リカルド・カレスマ(ベジクタシュ/トルコ)
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