大迫勇也の「移籍金600万ユーロ」はクラブ歴代何位? あの元ブラジル代表レジェンドと同額!

2018年05月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

なんと19歳エジル、26歳クローゼよりも上位に

ブレーメンが大迫の獲得に投じた移籍金は日本円でおよそ8億円。古豪クラブにとっては決して安くない“買い物”だ。(C)Getty Images

 2018-19シーズン、晴れてブレーメンの一員となる日本代表FW大迫勇也。5月16日に1FCケルンからの完全移籍が発表され、ブレーメンのみならずドイツ国内のメディアが大々的に報じた。
 
 契約年数は公開されていないが、3年または4年と見るメディアが多く、移籍金については600万ユーロ(約7億8000万円)がもっとも有力だ。ドイツの移籍専門サイト『tranfermarkt』もその額面だと断定し、こちらはひとつの企画コーナーを設けた。「ユウヤ・オオサコの移籍金(獲得資金)はブレーメンの歴代7位タイ」と題して、過去のランキングを紹介している。
 
 過去4度のブンデスリーガ優勝を誇るブレーメンだが、国内のライバルであるバイエルン・ミュンヘンやボルシア・ドルトムント、シャルケ04といったビッグクラブに比べれば、財政規模は小さい。よって歴代の移籍金1位は820万ユーロ(約10億6600万円)とやや抑えめである。2009年夏にボルシアMGから獲得したマルコ・マリンの移籍金額がそれだ。

 
 そんななか、大迫は7位タイに付けた。同サイトは「28歳という年齢で考えれば高く評価されたと言っていいだろう。なにせ元ブラジル代表でブレーメンのレジェンドであるあのジエゴと同じ額で入団するのだから」と記している。2006年夏にポルトから加入した21歳のジエゴは、丸3シーズンを北ドイツで過ごして、ブレーメンの押しも押されもしない攻撃の核となった。そして2009年夏に2700万ユーロ(約35億円)の違約金収入をクラブにもたらし、ユベントスへと旅立ったのだ。
 
 大迫より下の順位には、ミロスラフ・クローゼ、メスト・エジル、トルステン・フリンクスといった大物たちの名前も……。トップ10の顔ぶれは以下のとおりだ。
 
[ブレーメン・歴代移籍金トップ10]
1位 マルコ・マリン(←ボルシアMG/20歳) 2009年 820万ユーロ(約10億6000万円)
2位 カルロス・アルベルト(←フルミネンセ/22歳) 2007年 780万ユーロ(約10億1000万円)
3位 マックス・クルゼ(←ヴォルフスブルク/28歳) 2016年 750万ユーロ(約9億7500万円)
3位 ヴェスレイ(←サントス/23歳) 2010年 750万ユーロ
5位 ミロト・ラシカ(←フィテッセ/21歳) 2017年 700万ユーロ(約9億1000万円)
6位 マルコ・アルナウトビッチ(←トゥベンテ/21歳) 2010年 620万ユーロ(約8億円)
7位 ジエゴ(←ポルト/21歳) 2006年 600万ユーロ(約7億8000万円)
7位 大迫勇也(←ケルン/28歳) 2018年 600万ユーロ
9位 エライロ・エリア(←ユベントス/25歳) 2012年 550万ユーロ(約7億1500万円)
10位 トルステン・フリンクス(←バイエルン/28歳) 2005年 500万ユーロ(約6億5000万円)
10位 メーメト・エキシ(←バイエルン/21歳) 2011年 500万ユーロ
10位 セルジュ・グナブリー(←アーセナル/21歳) 2016年 500万ユーロ
10位 メスト・エジル(←シャルケ/19歳) 2007年 500万ユーロ
10位 ミロスラフ・クローゼ(←カイザースラウテルン/26歳) 2004年 500万ユーロ
 
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