「サムライスピリットを運んでくれた」長友佑都をガラタサライ会長がまたしてもベタ褒め!

2018年05月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

インテルにチクリ。「褒めると値札が高くなってしまう」

いまやガラタサライの左サイドに不可欠な戦力となった長友。サポーターからの愛されっぷりも尋常ではない。(C)REUTERS/AFLO

 いよいよ2017-18シーズンのトルコ・シュペルリギは日曜日に最終節を迎える。3シーズンぶり21回目のリーグ制覇に王手をかけているのが、名門ガラタサライだ。敵地でのギュズテペ戦で引き分け以上の結果を残せば、覇権奪取が完了する。1月の入団以降、ここまで14戦連続フルタイム出場中の長友佑都は、間違いなく先発に名を連ねるだろう。
 
 長友についてはファティフ・テリム監督が「ホンモノのプロフェッショナルだ。ピッチ内外でチームを導いてくれている」と評するなど、クラブ首脳部からもサポーターからも賛辞が後を絶たない。もちろん、ムスタファ・ゼンギス会長もそのひとりだ。5月16日、国内メディア『Futbol Arena』の取材に応じ、あらためて日本代表DFの貢献とパフォーマンスを称えたのである。

 
「ナガトモは我々にとってひとつのアドバンテージだ。彼がいるだけで大きな力となる。この日本人の親善大使はイスタンブールにやって来て、人びとの信望を集めるとともに、チームにサムライスピリットを運んでくれた。そう言えば先日、(トルコの)経済大臣が日本を訪れた際、こんなことがあったという。会う人会う人その誰もが、ナガトモの名前が入ったユニホームが欲しいと言ってきたらしいんだ。驚くことにその数は数百にものぼった。日本大使館を通して贈呈させてもらったよ。彼の存在もあって、トルコと日本はとても良好な関係を築いているね」
 
 とはいえ、長友もクラブも望んでいる完全移籍はなかなか成立に至らない。当初300万ユーロ(約4億円)程度だと考えられていた買い取り額が、ここに来て500~700万ユーロ(約6億5000万円~約9億円)にまで吊り上がったとされる。保有元のインテルに対して、ゼンギス会長がチクリと攻撃した。
 
「イタリア人たちは我々にリザーブの選手を貸し出してくれたが、それがいまやきわめて重要な戦力となった。でもナガトモの移籍についてはあまり語りたくないな。これ以上褒めたりすると、また値札が高くなってしまうからね」
 
 はたして進展がない移籍交渉はどんな結末を迎えるのか。トルコとイタリアのシーズンはともに日曜日に終了する。週明けにはなにかしらの具体的な動きがあるはずだ。
 
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