「ロシアでジャガーポーズを!」浅野拓磨の“決意表明”にファンから熱いエールが続々!

2018年05月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「難しくて厳しくて悔しいと感じることが楽しい」

年明けからトップチームでの出場はゼロ。失意のままにドイツでの2年目を終えた浅野だが、あくまでポジティブなスタンスを貫く。(C)Getty Images

 シュツットガルトの日本代表FW、浅野拓磨の2017-18シーズンは失意のままに終わった。
 
 2016年夏にサンフレッチェ広島からアーセナルに入団。労働ビザが取得できなかったこともあり、すぐさま武者修行に送り出された。レンタル先となったのは当時ブンデスリーガ2部のシュットガルト。その2016-17シーズンは26試合に出場して4得点・4アシストとまずまずのプレゼンスを示し、チームの1部昇格に貢献した。
 
 ローン期間はさらに1年延長され、迎えたトップリーグでの挑戦。シュツットガルトは夏に積極補強を展開し、浅野は複数のライバルとの厳しい生存競争を強いられたが、それでもコンスタントに出場を重ねていた。昨年11月24日の13節ハノーファー96戦では今シーズン初ゴールを挙げ、調子を上げていたが……。チームは12月にドロ沼の4連敗を喫し、ついに政権が交代。浅野の能力を買っていたハネス・ヴォルフ監督が更迭され、トルコ人のタイフン・コルクトが新たに指揮を執ることとなった。
 
 以降、浅野はリーグ戦で1試合も出場していない。4試合でベンチ入りしたもののピッチには立てず、セカンドチームで2試合に出場したのみだ。15試合出場で1得点という苦い結果に終わった。
 
 シュツットガルトとのローン契約が満了となり、浅野はひとまずアーセナルへ戻るが、労働ビザが下りる可能性は低く、なにより2年前に獲得を切望したアーセン・ヴェンゲル監督が退任した。先行きはかなり不透明な状況となっている。

 
 そんななか、浅野は5月15日に自身のインスタグラムを更新。直面する困難に対して素直な感情を書き綴り、決意のほどを明かした。
 
「5/12のバイエルン戦で今シーズンも終わりました!
今シーズンは今までにないくらいの難しさ、厳しさ、悔しさを感じたシーズンになりました。特に後半戦は1試合も出場する事ができませんでした。
それでも苦しいと思ったことは一度もありません。
それを自分に言い聞かせているのかもしれないからこういう感情を本当は苦しいというのかもしれません。でも僕はこういう難しくて厳しくて悔しいと感じることが楽しいと思っています。
今の自分がこれからどう這い上がっていけるのか、未来の自分がどうなっているのか、自分で自分に期待をしています。
だからこそ今はその未来をより良いものにできるよう目の前のことに100%で、全力で取り組みたいと思う。それがたとえ周りに評価されなくても、どんなに微力なことでも自分が納得のいく未来の自分を作れるように。
でもそれを1人でしようと思っても限界があると思います。僕はなんで頑張るということができているのか。それはファン、サポーター、指導者、代理人、マネージャー、チームメイト、友人、家族の支え、サポート、応援があるからです。僕にとってそれがなによりの力になり、原動力です。今自分がサッカーやいろいろなことに対して頑張れていることに感謝しています。みなさん、本当にありがとうございます!
その感謝の気持ちをいつかみなさんに恩返しができるよう引き続きコツコツと目の前のことに対して100%で笑顔を忘れずに頑張っていきたいと思います!これからもよろしくお願いします! 『感謝。』」
 

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