「無敗優勝は逃したけど…」 バルサのブスケッツは“素晴らしいシーズン”を強調

2018年05月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

全体を見れば誇らしいシーズン

5失点を喫して敗れたレバンテ戦(写真)を悲しみながらも、ブスケッツは「僕らの功績は損なわれない」と胸を張った。 (C)Getty Images

 偉業達成は目前だった。レアル・マドリーとのクラシコを2-2のドローで終え、続くビジャレアル戦でも大量5ゴールを奪って快勝したとき、無敗優勝の実現を予想した者は少なくなかっただろう。

 だが、5月13日のリーガ・エスパニョーラ第37節、バルセロナはレバンテに敵地で4-5と敗れた。1点ビハインドで迎えた後半、立ち上がりの11分間にまさかの3失点。一時は4点差をつけられ、ハットトリックを記録したフィリッペ・コウチーニョのゴールなどで1点差まで詰め寄ったものの、あと一歩及ばなかった。

 リーガでの連続無敗記録は43試合で止まり、そして無敗優勝の夢が泡と消えた。リオネル・メッシを招集外としたことは議論を呼んでいる。
 
 とはいえ、今シーズンのバルサが堂々たるシーズンを送ってきたのは間違いない。37節終了時点でリーグ最多の98ゴールを奪い、失点をリーグ2位の29点に抑え、勝点90を獲得。2位のアトレティコ・マドリーに12ポイント差、宿敵マドリーには15ポイント差をつけているのだ。

『ESPN』によると、セルヒオ・ブスケッツも「もちろん無敗でシーズンを終えたかった。だけど、今シーズンのリーガで僕らがやってきたことのすべてや、その功績が損なわれることはない」と強調した。

「(無敗優勝を)逃したのは残念だけど、僕らがリーガで優勝したという事実を忘れてはいけない。素晴らしいシーズンだった。この1試合だけじゃなく全体を見れば、僕らは誇らしい戦いを披露できたと思う」

 開幕前はネイマールのパリ・サンジェルマン移籍に揺れたものの、エルネスト・バルベルデ体制の1年目にリーガとコパ・デル・レイの2冠を達成したバルサ。アンドレス・イニエスタが去る来シーズンは、どのような戦いを見せるのだろうか。
 
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