5試合でわずか2得点の浦和…深刻な得点力不足に槙野智章も「チームとしての大きな課題」

2018年05月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「勝点1は正直もったいないゲームでした」

守備は安定しているものの、一方の攻撃は……。(C)SOCCER DIGEST

[J1リーグ14節]浦和0-0鳥栖/5月13日/埼玉

 17位の鳥栖を迎えたホームゲームで勝点3を狙った浦和だったが、身体を張った相手の守備を崩せずにスコアレスドローに終わった。

 90分間を通して押し込んでいただけに、勝点3を逃した悔しさは大きかったようで、CBの槙野智章は「ホームでしたし、ボールを持っている時間も多かったし、チャンスも作っていただけに、勝点1は正直もったいないゲームでした」と率直な気持ちを述べた。

 オズワルド・オリヴェイラ新監督の就任以降、浦和は1勝1分3敗。5試合で3失点と守備は安定しているものの、一方の攻撃は2得点と振るっていない。

 日本代表CBも得点力不足が課題だと捉えており、「前節の鹿島戦の敗戦からは、良い改善ができたゲームだった」としながらも、「あとはゴールだけ。ボールを持っていない選手の動き出しの質だとか、(原因は)いろいろひとつではないですが、今のチームとしての大きな課題だと思います」とこぼしている。

 もっとも、「ボールを持っている時のアイデアやボールを失ってからの切り替えは良かった」と前向きな材料も見つかっているようだ。実際にビルドアップは機能しており、鳥栖戦でもゴールになりそうな場面は何度もあった。まさに、あとはゴールだけ――。
 

「中断までにもう1試合ありますので、しっかりゴールを奪えるように頑張ります」

 次節は19日に行なわれるアウェーのG大阪戦。この試合を最後に、J1リーグはロシア・ワールドカップによる中断期間に入る。現在、13位と苦しむ浦和にとって、16位・G大阪との下位対決は是が非でも勝点3が欲しい試合だろう。良い形で中断期間を迎えるためにも、課題を改善して勝利につながるゴールを奪いたいところだ。
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