「ネイマールは2000%、来季もウチにいる」 パリSG会長がエースの残留を強調!

2018年05月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

マドリーは「290億円」を上回る移籍金を用意か?

終盤は怪我に泣かされたものの、パリSGの国内3冠に貢献したネイマール。このままパリのファンにサヨナラを告げるのか。 (C)Getty Images

 ネイマールがわずか1年でパリ・サンジェルマンを去ることはない。少なくとも、パリSGのクラブ関係者は繰り返しそう強調している。だが、レアル・マドリー移籍を巡る報道は後を絶たない。

 以前からマドリーとの関連が噂されているネイマールだが、スペインのメディアは父親がパリSGに対し、ついに退団の考えを伝えたと報じており、一部ではマドリーが、昨夏にパリSGがバルセロナに対して支払った世界最高額(2億2200万ユーロ=約290億円)をも上回る移籍金を用意しているとも言われている。

 しかし、パリSGのナセル・アル・ケラフィ会長は5月12日、リーグ・アン第37節のレンヌ戦後のミックスゾーンで、「彼が(パリに)残らないなんてだれが言った? だれか、ネイマールは残らないと言ったか? だれも言っていない」と、あくまでもネイマール残留を強調している。(『ESPN』より)

「ネイマールは我々と契約を結んでいる。2000%、彼は来シーズンもウチにいるよ。私はネイマールが残留を望んでいると確信している」
 
 さらに、アル・ケライフィ会長は「スペインのメディアは、スペインのクラブのために報道している。君たち(フランス・メディア)はなんのために…それがわからない」と、地元メディアへの不満も伺わせた。

 ネイマールの去就は、退任が決まっているウナイ・エメリ監督の後任にとっても大きな問題だ。その新監督についてアル・ケライフィ会長は、「日曜か、来週に発表する」と明かしている。

「いまは言わないよ。君たちは我々で遊んでいる。だから、我々も君たちで遊ぶことにしよう」

 ヨーロッパリーグ3連覇の実績を持つエメリでも手が届かなかった悲願のCL優勝をめざすパリSGは、元ドルトムント監督のトーマス・トゥヘルを招聘すると言われている。

 新体制となる来シーズンのパリSGには、アル・ケライフィ会長が言うように、ネイマールの姿があるのか。昨夏に続き、その去就に注目が集まる。
 
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