【日本代表】「タフ」「連続、連動」西野監督が明かしたメンバー選考の“基準”

2018年05月13日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

“今”だけでなく“約1か月後”の状態も視野に

真剣な眼差しで横浜対G大阪の一戦を視察する西野監督(左)。試合後にメンバー選考の基準を明かした。(C)SOCCER DIGEST

 5月12日の横浜対G大阪の試合後、視察に訪れていた日本代表の西野朗監督が囲み取材を受け、そのコメントから、予備登録の35人、さらにはロシア行きの23人に選ばれるための条件がおぼろげながら見えてきた。
 
 指揮官はまず、「国内外の選手たちは、自分のストロングをアピールするパフォーマンスを出しているので、そういう今の状況はもちろん大事」と、現在の活躍ぶりを評価する姿勢を示した。
 
 一方で、たとえ今はコンディションが万全でなくても、「(本大会まで)ここ1か月以上あるなかで、本来のベストのパフォーマンスを出せる可能性のある選手たちも、しっかり見ないといけない。さらに経験のある選手たちの力も」という考えもある。
 
 グループリーグで戦う相手は、コロンビア、セネガル、ポーランド。難敵を倒すためには、「休んでいられない」と独特の表現で展望する。
 
「人数が足りないとか、グループで戦えないとか、そういうことであってはいけない」
 
 だからこそ、メンバー選考の基準としては、「グループとして力が出せる、タフに出していける、連続、連動してやれる選手でなければいけないと感じている」という。そういう視点で最終的に23人に絞り込むようだ。
 
「当然、ある程度、こういうメンバーで戦えたらというのもまだ持っている。そこを最終的に確信が持てるように」
 
 予備メンバー35人の提出期限は5月14日で、同18日には、同30日のガーナ戦に挑むメンバー発表があり、そのガーナ戦を経て、翌31日に23人が決まる予定だが、23人の最終登録は6月4日。果たして、西野監督が"確信"を持てるのはどのタイミングなのか――。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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