【ACL展望】鹿島×上海上港|悲願の大会制覇へ、難敵と激突! 強力ブラジル人トリオを迎え撃つ2ボランチの組み合わせは?

2018年05月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

遠藤、鈴木が起点となりワイドな攻撃で揺さぶりをかけたい

故障者/鹿島=山本、レアンドロ、レオ・シルバ、小田
出場停止/鹿島=なし
2ボランチは永木、三竿健の組み合わせと予想。相手のキーマンに自由を与えない守備が必要だ。

ACL決勝トーナメント1回戦
鹿島アントラーズ(日本) - 上海上港(中国)
5月9日(水)/19:00/県立カシマサッカースタジアム

【最新チーム事情】
●強力なブラジル人アタッカー陣を2ボランチと最終ラインが連動していかに封じ込められるかが鍵。
●5日の浦和戦を欠場した内田は7日の練習に参加したが、上海上港戦の前日練習(8日)は屋内で別調整。
●昌子が浦和戦の出場でJ1通算150試合出場を達成した。
 
【担当記者の視点】
 悲願の大会制覇へ。鹿島が難敵に挑む。

 リーグ戦では苦戦が続いていた鹿島だが、日本勢で唯一、決勝トーナメント進出を果たした。今回で6度目のグループリーグ突破となるが、過去5度の決勝トーナメント挑戦は、いずれも初戦敗退。アジア制覇を狙うチームにとって初戦は"鬼門"となっている。

 「唯一取れていないタイトル。リーグ戦と大会は別だけど、絶対に勝たないといけない」と昌子。発する言葉に重みが増す。

 警戒すべきは爆発力ある攻撃陣で、植田、安西ら守備陣は声を揃えて「前の外国人には注意しないといけない。連係もそうだし、個人で打開してくる力がある」とFWエウケソン、フッキやMFオスカールのブラジル人3選手を警戒。予想される永木、三竿健の2ボランチと最終ラインが連動して、3人をいかに封じ込めるかが守備面の鍵となる。

 攻撃では「意外とサイドが空いてくる。サイド攻撃やセットプレーにも弱いので、そういうところを突きたい」(安西)。遠藤、鈴木が起点となり、中から外へ、外から中へと、ワイドな攻撃で相手に揺さぶりをかけていく狙いだ。

 一方で、浦和戦(5日)を欠場した内田や、同戦で左腿裏を痛めたレオ・シルバの欠場が濃厚。依然としてベストメンバーを組めない苦しい台所事情が続くが、大岩監督は「選手はこの連戦のなか非常によく頑張っている。総力戦で、目の前の試合を勝っていきたい」とリーグ戦の復調を機に、ACLの上位進出を狙う構えだ。
 
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