【ブラジルW杯】イラン対ナイジェリア戦プレビュー

2014年06月16日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

両チームのスピーディーなサイドアタックが激突する!!

戦前のグループ内での下馬評は一番低いが、これを覆そうとケイロス監督以下、チームの士気は非常に高い。 (C) Getty Images

グループF
イランナイジェリア
16:00(日本時間17日4:00)キックオフ
バイシャーダ(クリチーバ)
 
【イランの視点】
 
 カルロス・ケイロス監督は試合の3日前に、「相手がアルゼンチンだろうが、インドネシアや日本だろうが、我々はチームとして戦わなければならない」と強調していたが、実際のところケイロス監督がチームに植えつけた規律や組織は非常に良く、決してナイジェリアに劣るものではない。
 
 また、ケイロス監督は「相手のミスを逃してはならない」とも語っている。持ち前の堅守で敵の苛立ちを誘い、走力に優れるアシュカン・デヤガー、レザ・グーチャンネジャードら攻撃陣の一発に賭ける戦法を採るようだ。
 
 国内組主体で臨んだ南アフリカ合宿を含めて2か月間、みっちりと鍛えてきたキャンプの成果を、この一戦で出すことができるかが注目だ。
 
【ナイジェリアの視点】
 
 不動の左SBだったウーワ・エルデルソン・エチエジレが負傷でチームを去り、経験の浅い左SBジュウォン・オシャニワに期待がかかる。イランの速攻に対応しきれなければ失点も招きかねかないだけに、イランのキーマンとも言える。
 
 攻撃では、両サイドアタッカー、ヴィクター・モーゼスとアーメド・ムサが快足を活かしてどれだけのチャンスを作れるか。
 
 5月に、ピーター・オデムウィンギーとジョセフ・ヨボの両ベテランが代表復帰を果たしたが、チームは13年のネーションズカップ以降、ほぼ同じメンバーで戦ってきているだけに、短期間でどれだけフィットしているかも気になるところだ。
 
 
◆対戦成績&試合結果
 

イラン
1敗
ナイジェリア
 
1998年1月28日 イラン 0-1 ナイジェリア
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部
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