名波ジュビロが横浜に3-1も… ギレルメのあり得ない乱暴行為で後味マズすぎる勝利に…

2018年05月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

執拗に主審に抗議したギレルメが二度目の警告で退場処分。事件はその直後に…

退場処分を受けたうえに、相手選手とスタッフにあり得ない乱暴行為を働いてしまったギレルメ。1試合の出場停止では済まされないだろう。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは5月2日、12節の9試合を開催。日産スタジアムでは、横浜F・マリノス対ジュビロ磐田の一戦が行なわれ、磐田が3対1で勝利を収めた。

 試合は横浜の極端に浅い"ハイライン"の裏を磐田が効果的にかいくぐって攻略。37分に山田大記のクロスから松浦拓弥のゴールで先制すると、42分にも右サイドを駆け上がった小川大貴のシュートのこぼれ球に、攻め上がったボランチの田口泰士が詰めて2点目。前半を2対0とリードして折り返した。

 後半立ち上がりは横浜が反撃に出るものの、やはり磐田が浅い最終ラインの背後を鮮やかに突いてみせる。58分、左サイドで中町公祐からボールを奪った田口は、最終ラインのサポートのために大きく前方に出てきていたGK飯倉大樹の位置を確認すると、素早くループシュートを流し込んだ。磐田がリードを3点差に広げる。

 しかし、横浜が74分に、ウーゴ・ヴィエイラが今季8点目となるPKを決めて2点差に迫ると、この後に"事件"が勃発。75分に磐田DFのギレルメが遅延行為でイエローカードを提示されると、さらに80分には相手GK飯倉の治療中にギレルメが主審に詰め寄って抗議。二枚目のイエローカードが提示されて、ギレルメは退場処分となってしまった。

 レッドカードを出されたギレルメは興奮状態に陥って抑えの効かない状態に。横浜の喜田拓也を思い切り蹴飛ばす乱暴行為を働いてしまう。さらに、味方のチームメイトに抑えられてピッチの外に連れ出されるも、制止を振り切って再び横浜のチームスタッフに食って掛かる大立ち回り。最後は大勢のチームメイトに取り囲まれながら、スタジアムを後にした。

 結局、試合は3対1でタイムアップ。磐田が横浜の反撃を凌いで勝点3を掴んだ。しかし、磐田としては何とも後味の悪い勝利となってしまった。
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