【J1展望】鹿島×長崎|不振にあえぐ鹿島は直面する課題を克服できるか――

2018年05月01日 サッカーダイジェスト編集部

鹿島――守備の再建が急務。そこから攻撃に厚みを加える

故障者/鹿島=山本、レアンドロ 長崎=吉岡、北谷
出場停止/鹿島=なし 長崎=なし

J1リーグ 第12節
鹿島アントラーズ-V・ファーレン長崎
5月2日(水)/19:00/県立カシマサッカースタジアム
 
鹿島アントラーズ
今季成績(11節終了時):15位 勝点12 3勝3分5敗 8得点・13失点
 
【最新チーム事情】
●右腿裏の張りを訴え、前節・横浜戦を欠場した土居は、長崎戦前日はリカバリーを実施。
●その横浜戦でP・ジュニオールが4月3日のACLグループステージ第5戦・上海申花戦以来の先発出場を果たす。
●同じく横浜戦で、安西が右膝内側側副靭帯を損傷した広島戦(3月10日)以来のスタメン出場。
●町田(3月24日の東京学芸大との練習試合で左膝を負傷)と安部(4月7日の湘南戦で第二腰椎横突起骨折)が5月1日の練習で部分合流。
 
【担当記者の視点】
 今季11試合を戦い、3勝3分5敗、勝点12で15位。不振にあえぐ鹿島が厳しい現実に直面している。
 
 前節・横浜戦では、またもや悪癖が出た。内田が「先に取られたのがよくなかった」と振り返ったように、試合への入り方の悪さを露呈。前半開始わずか7分で先制を許すと、21分にもFKから追加点を奪われ、守備の統制を取れぬまま完全に後手に回った。後半にも失点し、3失点の完封負けに終わった。
 
「自陣での守備がうまくいっていない。チーム全体として、連動してやっていくことを見直したい」と大岩監督。最終ラインで昌子が復帰する見通しの長崎戦では、ボランチに小笠原を入れて、守備面のてこ入れを図ることが予想される。 
 
 後方を安定させて、まずは守備を立て直す。そこから攻撃に厚みを加え、得点力不足の解消を狙う構えだ。
 

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