【リーガ展望】引き分け以上でバルサの優勝が決定。同時にデポルティボの“地獄”行きも…。

2018年04月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

鍵は二冠達成に意欲を見せるイニエスタ。

故障者/デポルティボ=ボベダ(DF) バルセロナ=なし
出場停止/デポルティボ=なし バルセロナ=S・ロベルト

リーガ・エスパニョーラ第35節
デポルティボ - バルセロナ
4月29日(日)20:45(日本時間27:45)キックオフ/リアソール(ラ・コルーニャ)

デポルティボ

前節までの成績:18位 勝点28 6勝10分け18敗 32得点・65失点
バルセロナ
前節までの成績:1位 勝点83 25勝8分け0敗 83得点・19失点

[注目ポイント]
●勝たなければ降格が決定(デポルティボ)
●引き分け以上で優勝が決定(バルセロナ)
●イニエスタに退団発表の影響は?(バルセロナ)
●メッシ、2年連続7回目の30ゴール超えなるか(バルセロナ)
 
 14位から17位までの4チームは、すでに35節を戦い終えて勝点40に到達。したがって、現在28ポイントで18位につけるデポルティボは、勝てなければ残り3試合で17位との勝点差が12となり挽回が不可能になるため、"地獄"と呼ばれる2部への降格が決定する。

 この重要な場面でホームに迎えるのが、ここまでリーガでは無敗を貫く首位のバルセロナ。ホームでの降格決定だけは阻止したいデポルティボの選手とサポーターにとっては、まさに不運としか言いようがない。レアル・マドリーのOBで、みずから「私はマドリディスタ」と語るクラレンス・セードルフ監督にとっても、ここは踏ん張りどころだろう。

 とはいえ、相手はバルサ。FWアドリアン・ロペスの活躍などで4月は2勝2分け1敗とまずまずの成績を残しているデポルティボだが、苦戦は避けられないだろう。

 一方のバルサは、あと勝点1を加えれば、つまり引き分け以上の成績でデポルティボ戦を終えることができれば、2シーズンぶり25回目の優勝が決まる。

 キーマンに挙げたいのは、先日ついに今シーズン終了後の退団を発表したアンドレス・イニエスタだ。「バルサでのラストシーズンを二冠で終えたい」と語っていたキャプテンのモチベーションは、相当に高いはず。一週間後にクラシコ(マドリー戦)を控えているとはいえ、ここにすべてをぶつけてくるはずだ。

 また、現在29ゴールを奪って得点王レースのトップを走るリオネル・メッシには、2シーズン連続7回目の30ゴール超えが期待できる。2位のクリスチアーノ・ロナウドが24ゴールと追い上げてきているだけに、下位チームとの対戦でその差を広げておきたいところだ。

 前節で一発退場となったセルジ・ロベルトを除けば、ほぼベストの布陣で臨むことが予想されるバルサ。確実にポイントを積み上げ、無敗のままリーグ優勝を決められるのか。注目の一戦は、日本時間4月30日午前3時45分キックオフとなる。
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