[Ｊ１リーグ11節]神戸１－２川崎／４月28日／ノエスタ
 
　４試合ぶりにリーグ戦で先発した川崎の小林悠が、鮮やかな決勝弾を決めた。アウェーに乗り込んだＪ１リーグ11節の神戸戦。１－１で迎えた88分のことだ。
 
　ゴールに背を向けた状態で大島僚太の縦パスを受けた小林は、素早い反転＆トラップで寄せてくるＤＦを鮮やかにかわし、その流れのまま右足でゴールを射抜いた。Ｊリーグでは滅多にお目にかかれないレベルのファインゴール。昨季ＭＶＰ＆得点王の実力をまざまざと見せつける会心の一発だった。
 
　このゴールで川崎は勝点３を獲得し、３位をキープした。試合後のフラッシュインタビューに応じた殊勲者は、「身体もきつかったが最後に一発あると思っていたし、あそこは自分で行こうと思っていたので上手くターンできた」と自身のゴールを振り返り、にっこりと笑顔を見せた。
 
　今季は怪我に悩まされ、前節まで７試合・２得点と思うような結果を残せていなかっただけに、本人にとっても意義深いゴールだったのだろう。前節の鳥栖戦に続く２試合連続弾は、エース完全復活の狼煙になりそうだ。