浦和、新体制で2連敗… 指揮官は「全体練習はまだ2回だけ」といきなりの連戦に嘆き節

2018年04月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「後半は試合を支配できたが、点を獲るには力不足だった」

監督就任後、いまだ勝ち星に恵まれていないオリヴェイラ監督。早く白星を掴み良い流れに持ち込みたいが…。(C) SOCCER DIGEST

[J1リーグ11節]浦和0-1湘南/4月28日/埼玉

 オズワルド・オリヴェイラ監督が就任して新体制2戦目の浦和が、またも勝点を取りこぼした。

 前半は古巣対決となった山田直輝が決定機を迎える場面などもあったが、全体的に流れが悪く、30分には右サイドを崩され、石川俊輝にゴールを破られて失点。後半は巻き返したものの、猛攻も及ばず1点が遠かった。

 試合後、フラッシュインタビューに応じた浦和のオリヴェイラ監督は、「非常に難しい試合だった。前半はあまり良くなかったが、後半は試合を支配する流れまでもっていった。だが、点を獲るのには少し力不足だったかもしれない」と、就任後2連敗となったゲームを振り返った。

 就任早々、いきなり連戦の波に飲み込まれる形となった指揮官だが、これには言い分もあったようで、「連戦によって、間の日数が少なく、あまり準備できる時間がない。私が来てから全体で練習できたのはまだ2回だけで、そのうち1回は試合前日だったので、あまり多くのことはできなかった」とこぼし、着任して以来この1週間は、満足に自らの考えを選手たちに伝える時間もなかったようだ。

 また、「連戦なので多くの選手を入れ替えながら戦っているが、今日は前半にその影響が出てしまった。レギュラークラスの選手が出た後半は、よりエネルギッシュにプレーできたかと思う」と、試合内容にも過密日程の影響が出ていることを嘆いていた。
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