【J1採点&寸評】FC東京3-1広島|完全無欠のD・オリヴェイラが全3得点に絡む大活躍。首位の広島は“あのプレー”で狂わされる

2018年04月25日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

FC東京――東のエネルギッシュかつ諦めない走りが…

【警告】FC東京=なし 広島=吉野(19分)、パトリック(88分)
【退場】FC東京=なし 広島=なし
【MAN OF THE MATCH】ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)

[J1・10]FC東京3-1広島/4月25日/味スタ
 
【チーム採点・寸評】
FC東京 7.5
前半9分までに2ゴールと理想的な展開。複数人が連動しながらの崩しもあり、守備組織も機能と首位の広島を圧倒した。1失点とはいえ、申し分のない試合運びだった。
 
【FC東京|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 6
力強いパンチングでファン・サポーターを沸かせるなど気合いが入っていた。味方DFのサポートもあり、1失点に抑えた。
 
DF
2 室屋 成 6.5
24分のグラウンダーのクロスは見事で、前半のアディショナルタイムには自らゴールに迫った。昨年以上に攻撃の質が高まってきている。
 
3 森重真人
パトリックとのフィジカル勝負にやや苦戦。他の選手とのマッチアップで後手を踏む場面もあったが、前半終了間際のゴール前でのクリアはファインプレーだった。
 
5 丸山祐市 6
18分に魂のこもったクリア。空中戦の強さも相変わらずで、完ぺきとは言わないまでも及第点のディフェンスはしていた。
 
25 小川諒也 6
ワンツーで抜け出た12分のオーバーラップは冷静だった。守備の安定感を増せば日本代表も見えてくるか。
 
MF
8 髙萩洋次郎 7
24分の室屋へのスルーパス、さらに51分のD・オリヴェイラへのパスはいずれもパーフェクト。今節も豊富な運動量で中盤を引き締め、勝利に貢献した。
 
18 橋本拳人 6.5
球際の戦いを制し、同じボランチの髙萩とも良いコンビネーションを見せた。力強さとアグレッシブさと持ち味を存分に発揮した試合に。
 
38 東 慶悟 7
受け手にも出し手にもなれる器用さは健在。このMFのエネルギッシュかつ諦めない走りがチームに躍動感を生んでいることを決して忘れてはいけない。
 
39 大森晃太郎 5.5(65分OUT)
髙萩や橋本が攻め上がった際には中央のエリアをカバー。サイドに捉われないポジショニングで安定感をもたらした。ただ、25分の決定機逸は大きなマイナス。
 

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